平成24年(2012年)12月13日(木曜日),外務省に 大分県(日田市)県立日田高等学校の皆さん(2年生4名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議場」見学
国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました
- (ア)外務省員2名(うち1名は大分県出身)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
- (イ) 生徒さんから次のような質問がありました。
- 質問一例:
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- 外交官を志望した理由
- 外務省で働いて良かったと思うこと,やりがいを感じる場面
- 外交官を目指してから苦労したこと
- 国際連合との連携の際,どのように外交政策に取り組んでいるのか
- 中国・韓国・ロシアなどとの領土をめぐる問題を解決するのに大切と考えることは何か?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
記者会見室
- 記者会見が定期的に行われていた。
- テレビ映りを良くしようという工夫がされていた。
- 思ったより小さかった。
省員の話・様子
- 外交官は政治や経済などの各専門分野に従事するものと思っていたが,実際は様々な分野の業務に携われる。
- ポップカルチャーなどの日本文化の海外進出を促す仕事もある。
- 外交とは難しいもので,そのための下準備がとても大変である。
- 海外での勤務は,デモやテロなど危険に巻き込まれる危険が少なからずある。
【感想・意見など】
- 国の機関と言うことで最初は堅いイメージがあったが,実際に外務省の中に入ってみて,自分も外交官になったような気持ちになれた。
- 外交官にあこがれており,半日という短い時間だったが,自分の将来につなげられる貴重な経験ができた。