平成24年(2012年)12月3日(月曜日),外務省に 京都府(城陽市)府立西城陽高等学校の皆さん(2年生40名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議場」見学
国際会議室に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました
- (ア)外務省員2名より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
- (イ) 生徒さんから次のような質問がありました。
- 質問一例:
-
- 外交官や外務省員の一日はどのようなスケジュールなのか?
- 外交において気をつけるべきこと,大変なことは何か?
- 条約はどのように決まっているのか?
- 中国やロシアとの領土問題につき,現在どのような取り組みをしているのか?また,今後どのような対応をしていくのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
省内全般
- 「外交官」車輌に係る案内。
- 陸奥宗光像
- 記者会見室
省員の話・様子
- 語学は大学在学中よりも入省後に本格的に勉強して話せるようになるということ。
- 領土問題等に対する真摯な対応。「利益を度外視して,尊敬される国であることを目指す」という理想を抱きつつ,現実の厳しい状況に対応しようとする姿。
- 高校で習得する英単語は3,000語程度だが,十分な通訳をするためにはそれをはるかに超える語彙が必要なこと。
【感想・意見など】
- 自分が最初に抱いていた外務省のイメージは,「外国の偉い立場の人たちと会談をして,日本との関係を良好にする」というものだけだったが,今回の訪問で様々な仕事があることが分かり,以前よりも外務省への関心が深まった。
- 今まで中央官庁に対し反感を持っていたが,実際に訪問してみて印象が良くなった。
- 実際に通訳を行っているところを見てみたい。