平成24年(2012年)11月22日(木曜日),外務省に 茨城県(土浦市)県立土浦第一高等学校の皆さん(1年生10名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議場」見学
「同時通訳ブース」案内後,国際会議場に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました
- (ア)外務省員2名(うち1名は訪問校卒業生)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
- 質問一例:
-
- 外国の大使を(日本に)招くとき気をつけていることは何か?
- 在外公館の医務官は邦人の治療にどこまで関与できるのか?
- ロシア,中国,韓国,北朝鮮との関係を友好にするにはどのよう なことが必要か?
- 以前(1990年代初め頃)現地で大火傷したロシアの子どもを日本まで緊急移送し手術して助けたことがあったが,その際の特例の入国手続・審査などで外務省はどのように関与したのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
省内全般
- 「外交官」車輌に係る案内。
陸奥宗光像
- (案内役の)陸奥宗光に関する省員の説明。
記者会見室
- 頻繁に利用されている。
- ライトの明るさや反射板など,単に情報を伝えるだけでなく,テレビ映りを少しでも良くしようという工夫。
国際会議室
- 何カ国語もの言語に対応するために同時通訳が置かれる。
省員の話・様子
- (外務省には)文系しか居ない(それも法律系が中心)かと思っていたが,理系出身者も居るし,出身学部もさまざま。
- 外交官のコミュニケーション能力の高さ,どんな質問にも適切に受け答えしてくれる対応の良さ。
【感想・意見など】
- 自分が最初にイメージしていた外交の仕事は,本当の外交の仕事のほんの一部にしか過ぎず,実際はもっともっとたくさんの大変な仕事をしていらっしゃることが分かった。
- もう少し細かな所(職場)を見たかった。