平成24年(2012年)11月19日(月曜日),外務省に 神奈川県(横浜市)市立横浜商業高等学校の皆さん(1年生39 名)をお招きしました。 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「国際会議場」見学
「同時通訳ブース」案内後,国際会議場に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました
- (ア)外務省員2名より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
- 質問一例:
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- どうして外務省で働こうと思ったのか? 外務省入省にはどんな資質や資格が必要か?(試験,資格,語学力など)
- 普段の仕事内容は? 大変なことは? やり甲斐は? 年間を通していつが一番忙しい? 休暇はちゃんと取れている?
- 日本は世界の人たちからどのように見られているか? 世界の中での日本の立場は?
- 日本の外交問題の今後の課題は何か?
(3)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
記者会見室
- テレビを通して視ていたものがとても身近に感じられて面白かった。
省員の話・様子
- 外務省入省の際に英語も話せなかった人が,2年の勉強期間を経て(総理・外相と外国政府VIPとの)通訳をするまでになった。
- (外務省には)「厳か..」「厳しい..」「重い..」「オジサンが堅苦しい会議とかしているトコロ..」とのイメージがあったが,職員の方がとても親切で居心地が良かったし,話の内容も面白くて私たちでもよく理解できたので,イメージが大きく変わり,外務省に少し親しみを感じられるようになった
- (構内への移動中に,偶然通りかかった藤崎・前駐米大使から気さくに声を掛けられ,)「とにかく語学力を磨くこと」と激励された。
【感想・意見など】
- 今回外務省員の話を詳しく聞かせてもらい,日本が外国と交流できているのは外務省のおかげだと知り,本当にスゴイところだと思った。
- 忙しいはずなのにわざわざ貴重な体験談やボクらのためになる話を時間をかけて話してくださり,感激した。
- 省員の話を聞いていて,とても楽しく感じられた。自分も海外生活をしてみたいなと思った。機会があればまた(省員の話を)聞いてみたい。
- 案内役の省員(2名)の人柄あふれる話をとても興味深く伺い,外交の根っこにあるのは個人個人の人間関係の集大成なのかなと感じた。