平成24年(2012年)11月15日(木曜日),外務省に 山形県(新庄市)市立明倫中学校の皆さん(2年生5名) および 長野県(長野市)私立グリーン・ヒルズ中学校の皆さん(1~3年生13名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議場」見学
「同時通訳ブース」案内後,国際会議場に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました
- (ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張時に感じたこと,外交に携わることの意義等につき,適宜解説しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
- 質問一例:
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【明倫中学校】
- 外務省で働くためにはどのような進路選択をすれば良いのか?
- 一番難しく大変な仕事は? 一番思い出に残っている仕事は?
- 中国とこれからどういった関係を築いていきたいと思うか?
【グリーン・ヒルズ中学校】
- (外務省職員は)日常的にどんな仕事をしているか?
- 食料の自給率を上げられるのか?
- TPPに賛成か反対か? またその理由は?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
記者会見室
- ほぼ毎日記者会見が行われている。ネットで生放送もしている。
- カメラの撮影位置などが決められている。照明なども工夫されている。
- 記者会見以外にも,(視聴者に少しでも分かりやすく情報を伝えられるように)記者のための勉強会などもこの部屋で行われている。
省員の話・様子
- ニュースなどで聞くと(外務省は)何もしていないように思っていたが,実は大変なことをたくさんやっている。
- 「質問の内容に生徒の課題意識が表れる」との指摘があった。
【感想・意見など】
- (日本と諸外国とのやり取りなどは)これまでニュースや新聞などからの情報だけで判断していたが,省員の話を聞き,冷静な行動をとる「大人の国」としての判断がとても大切なのだと感じた。
- 「(日本は)大人の国」という言葉がとても印象に残った。自分も友だちとケンカなどした時も熱くならず冷静になりたいと思う。