平成24年(2012年)10月1日(月曜日),外務省に 兵庫県(姫路市)県立姫路東高等学校の皆さん(2年生8名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1. 主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議場」見学
「同時通訳ブース」案内後,国際会議場に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました
- (ア) 外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
- (イ) 生徒さんから次のような質問がありました。
- 質問一例:
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- 外務省に入省した動機は? この仕事に就いたからこそ出来たと思う経験は? 大変だと感じる時は?
- 英語以外にこの先必要になる言語は何か? 大学ではどの学部で学ぶのがお勧めか? 勉強以外にやっておいた方がいいことは?
- 大使館と総領事館の違いは? 日本国内外で本省以外に勤務する場所は?
- 長い歴史の中で深い溝ができてしまった国とはどう関わるべきだと思うか?
- 日本は核廃絶を訴えているが,大国の核保有状況をどう見るか?
2. アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。 その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
記者会見室
- テレビで見たことのある場所を実際に見学でき,感激。
国際会議場
- 同時通訳の部屋に色々な工夫がこらしてある。
省員の話・様子
- (外務省というと)なんとなく少し怖いイメージがあり,もう少し堅い話ばかりかと思っていたが,省員の言葉遣いがやわらかい上,分かりやすい説明だった。 質問にも一つ一つ丁寧に答えてくれた。
- (所属部署によっては)出張がすごく多く,場合によってはすごく危険なところへも行かなければならない。
- 外務省というだけあって,語学のスペシャリストがたくさん居る。
【感想・意見など】
- (省員の話などから)他国と関わることの難しさが分かった。もっと世界に目を向けて自分たちのこと(文化)を伝えていきたい。
- 全ての質問に丁寧に答えてもらい,感謝。 決して他では聞けない貴重な話が聞け,大変ためになる訪問だった。
- とてもなごやかな雰囲気で話してもらい,それぞれの仕事にやり甲斐を感じているのが分かり,素敵なことだなぁと思った。
- 自分たちの学校の先輩と話ができ,嬉しかった。