
平成24年度(2012年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 福岡県(京都郡みやこ町)県立育徳館高等学校の皆さん ~
平成24年(2012年)7月18日(水曜日)

県立育徳館高等学校の皆さん(陸奥宗光像の前で)
平成24年(2012年)7月18日(水曜日),外務省に 福岡県(京都(ミヤコ)郡みやこ町)県立育徳館高等学校の皆さん(2年生5名+3年生6名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1. 主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議場」見学
「同時通訳ブース」案内後,国際会議場に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました。
- (ア) 外務省員他(計4名)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張時に感じたこと,外交に携わることの意義等につき,適宜解説しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
- 質問一例:
-
- 入省するまでに苦労したことは何か? 最大何カ国語使いこなせる?
- 外国で危険なことに遭遇したことはあるか?
- 世界各国にある日本大使館では,現地の文化に合わせて活動しているのか?
- これから先,日本が常任理事国になることはあるのか?
- 竹島など領土問題において日本はなかなか強気になれないが何故か?
2. アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
記者会見室
- (わたしたちの見学の)1時間前に大臣がこの部屋に居たと言われた。
- 思ったより広かった。
- 意外と狭かった。
国際会議室
- 広々としていてキレイ。ココで会議が行われていると思うと感動。
- 同時通訳のための部屋が複数ある。
省員の話・様子
- アメリカやフランス,アジアなど世界中で仕事をしている方と直接話せ,外国の人との交流に喜びとやり甲斐・責任を持って仕事をしている様子がわかった。
- イラクやスーダンなど危険な環境で本当に生活をしていて大変だと思うが,(外交の仕事は)「やり甲斐がある」「おカネじゃない!中身だ!」と言われた。
【感想・意見など】
- 今まで知らなかったたくさんのことを学ぶことができ,とてもおもしろかった。
- 「カタい仕事場でピリピリ..」「堅苦しい..」といったイメージがあったけれど,実際に見学していて職員の方々が優しく接してくれ,身近に感じた。
- ネイティブのアメリカ人((注)米国財務省より外務省出向中の研修生)ともお話をさせてもらい,とても貴重な経験になった。自分の将来の夢への志が一層強まった。