
平成24年度(2012年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 宮城県(仙台市)県立仙台第一高等学校の皆さん ~
~ 米国(サンフランシスコ市)サンフランシスコ日本語補習校の皆さん ~
平成24年(2012年)7月15日(月曜日)

県立仙台第一高等学校,サンフランシスコ日本語補習校の皆さん(陸奥宗光像の前で)
平成24年(2012年)7月5日(木曜日),外務省に 宮城県(仙台市)県立仙台第一高等学校の皆さん(2年生10名)および米国(サンフランシスコ市)サンフランシスコ日本語補習校の皆さん(中学3年生1名+高校2年生8名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1. 主な行事内容
(1) 「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2) 「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3) 「国際会議場」見学
「同時通訳ブース」案内後,国際会議場に移動し,Q&A(質疑応答)を行いました。
- (ア) 外務省員(計4名)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張時に感じたこと,外交に携わることの意義等につき,適宜解説しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
- 質問一例:
- 【県立仙台第一高等学校】
-
- 国同士の利害関係が絡んだ問題に対応する際にはどんな苦労があるのか?
- 外務省がなぜ文化外交にも積極的に取り組んでいるのか?海外の文化に触れ理解しようとする際に心がけていることは?
- 日本の大使として働く人はどのように選ばれるのか?
- 【サンフランシスコ日本語補習校】
-
- 外務省はいつ何を目的に作られたのか? 外務省が始めてした仕事は何か?
- 外交官になって良かったこと,悪かったことは?
- (日本人への)二重国籍を認めないのは何故か?
2. アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
記者会見室
省員の話・様子
- ただの見学会ではなく,こんなにも多くの現役省員の方々が,時間を割いて質問に答えてくれた。
- 省員の話を実際に聞いて,外務省や外交官へのイメージが大きく変わった。海外の人や文化への関わり方,寛容性や柔軟性を知った。
- 外交官になるためには語学を学ぶことがまず重要視されていると思っていたが,今はむしろさまざまな分野においての知識などが求められていると言われた。
- これまで外務省の仕事は,外国政府要人との接触がほとんどだろうと考えていたが,日本のファン・サポーターを増やすため,コスプレのような意外な物も含めた文化外交にも携わっている。
【感想・意見など】
- 非常に中身が濃く,多くを考えさせられました。
- 省員の話から,日本から世界へ手を伸ばして,他国との関係を築き上げている姿が分かり,カッコ良かったです。
- 仙台の高校生との合同参加となりましたが,海外で生まれ育った自分にとって,日本在住の高校生との時間を過ごせて良かったです。こんな機会があってとてもうれしい。
- 海外の日本語補習校をこのような形でサポートしてくれたことに感謝!