
平成23年度(2011年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 茨城県(土浦市)県立土浦第一高等学校の皆さん ~
平成23年(2011年)11月25日(金曜日) 午後2時~午後4時

茨城県立土浦第一高等学校の皆さん
平成23年(2011年)11月25日(金曜日),外務省に 茨城県 県立土浦第一高等学校の皆さん(1年生40名,引率の先生2名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.行事内容
(1)「記者会見室」の見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(2)「国際会議場」に案内し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)
- (ア)外務省員2名(うち1名は同校卒業生)より,海外勤務時の種々の体験や外交に携わることの意義,入省に当たっての留意事項等につき,適宜解説しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
- 質問一例:
-
- なぜ外交の仕事に就きたいと思ったのか? 入省するために特に取り組んだことや学んだことは何か?
- この仕事のやり甲斐は? 職場で苦労することは?
- 海外勤務時の体験談で高校生に面白そうなモノは?
- 何カ国語話せるのか?
- 外交官に求められるモノは何か?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
- 学校の先輩である省員の話(先輩という存在はとにかく大きい,海外では恥ずかしがってはいけないと言われた,海外勤務時にクーデター騒動に巻き込まれた話を伺い外交官は時として生命の危険にさらされることもあると学習した,など)
- 外務省と言語との関わり(英語や他の外国語が得意でなくても入省できることもある,外交官はみな複数の言語を駆使する人たちばかり…と思っていたが必ずしもそうではない,など)
- 同時通訳ブース(実物のブースを見学できただけで感激,複数の言語に対応できる設備が整っている,通訳の仕事はテレビではなかなか出てこないが大変で大切な仕事だと実感)
- 記者会見室(予想よりも大きかった,テレビで視た場所に来られて感動)
- 外務省には文系ばかりではなく理系の人も居る。
【感想・意見など】
- 外務省には「ガチガチのエリート集団で閉鎖的…」「官僚っぽい…」「堅苦しい…」「厳しそう…」「冷酷…」「頭でっかち…」とのマイナス・イメージがこれまで強かったが,自分たちの学校の先輩である省員と出逢い,その先輩から直に声を掛けられたことで,外務省へのイメージがグッと身近になった。また,先輩の話から,外務省には自分の意見を出しやすく,明るくオープンな雰囲気があると教えられたことも大変印象的だった。
- 構内移動中に自分から挨拶したら,ほとんどの省員から笑ってかえしてくれたのが嬉しかった。
- 質問の一つ一つに分かりやすく親切,丁寧に答えてくださる様子がとても印象的で,外務省により興味を持ちやすくなった。充実した時間だった。
- もっと時間が欲しかった。もう少し質問をしたかった。
- 省内の施設をもっと見学したかった。