「外務省を知りたい」

平成23年度(2011年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 茨城県(つくば市)県立並木中等教育学校の皆さん ~

平成23年(2011年)11月18日(金曜日) 午後1時30分~午後3時30分

  • (写真)県立並木中等教育学校の皆さん(陸奥宗光像の前で)
    県立並木中等教育学校の皆さん(陸奥宗光像の前で)

 平成23年(2011年)11月18日(金曜日),外務省に茨城県(つくば市)県立並木中等教育学校の皆さん(1年生40名,引率の先生2名)をお招きしました。

 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.行事内容

(1)「国際会議場」に案内し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)

  1. (ア)外務省員より,同時通訳ブースの役割等を説明した後,国際会議場に案内し,海外勤務時の種々の体験や外交に携わることの意義,入省に当たっての留意事項等につき,適宜解説しました。
  2. (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
    質問一例:
    • 普段の仕事内容は? 勤務して良かったと思うこと,苦労することは?
    • 外国勤務中の生活の様子は? 外国人との接触の際に特に気をつけていることは?
    • 外交官になるためには何か資格が必要?
    • 世界は日本をどのように評価しているか?
    • 発展途上国との関わりは? 北朝鮮との今後の交渉は?

(2)「陸奥宗光像」の見学

 幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣として活躍した陸奥宗光の事績を辿りつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】

  • 同時通訳ブース(通訳の仕事の困難さ,初めて部屋を見たこと自体に感動)
  • 陸奥宗光の像(歴史の授業で習ったことを思い出した,像が第二次大戦中に軍用品製造のため供出され戦後に作り直された)
  • 高卒でも入省でき更に海外勤務もできると聞かされた。また,法学部や文系の大学を卒業した人ばかりが外交官になると思っていたが,工学部や農学部など理系出身の人も居ると言われた。
  • 「ヒロシマ」「ナガサキ」を世界の多くの人たちが知っていると聞かされた。

【感想・意見など】

  • 外務省には「おカタい…」「堅苦しい…」「エリートばっかり…」とのイメージがこれまで強かったが,省員の話ぶりや(インターネットだけでは分からない)その内容で,外務省へのイメージがグッと身近になり,すごく面白くてかっこいいトコロだと思った。また,受付から構内に入る時に警備員に挨拶するとやんわりと返事してもらったのも嬉しかった。
  • 省員が質問の一つ一つに丁寧且つ楽しそうに答えてくださる様子が印象的で,海外勤務の実体験に基づくお話もそれぞれに興味深かった。
  • 「外国に赴く時や外国人との会議等で予定を立てる時にその国の文化とか趣味趣向,人柄などを調査して会議に臨む」と聞かされ,外交では相手を知り考えることが大切で,そして時にはユーモアも必要なんだなと思った。
  • 東口待合室にあった外国人向けパンフレットが充実していて面白かった。
  • 「改装工事中」とのことで記者会見室の見学ができなかったが,またの機会に是非見てみたい。
  • 「外交官の一日」のような企画があれば良い。
  • 仕事内容などをスクリーンに映して説明するとさらに良いのでは思った。
  • 来て良かった。もう一度訪問してもっと質問してみたい。
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