
平成23年度(2011年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 神奈川県(横浜市)市立横浜商業高等学校の皆さん ~
平成23年(2011年)11月14日(月曜日) 午後2時30分~午後4時30分

市立横浜商業高等学校の皆さん
平成23年(2011年)11月14日(月曜日),外務省に 神奈川県 市立横浜商業高等学校の皆さん(1年生39名,引率の先生2名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.行事内容
(1)「記者会見室」の見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(2)「国際会議場」に案内し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)
- (ア)外務省員2名(うち1名は同校卒業生)より,海外勤務時の種々の体験や外交に携わることの意義,入省に当たっての留意事項等につき,適宜解説しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
- 質問一例:
-
- 普段の仕事内容や作業量は? 職場の上下関係は?
- どんなところにやり甲斐を感じるか?
- 外交官になるための注意点は?
- 国際関係を良くしていく上で一番大切なことは?
- 外交で難しいことは? どんな点に気を付けているのか?
- 中国との関係は改善できるのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
- 記者会見室に入れた。会見が頻繁に行われている。
- 同時通訳ブースの様子。同時通訳のお仕事の内容やその大変そうな模様。
- 外務省にも「部活」があって(サッカー,野球,登山,空手,ヨガなど)習い事ができる。
- 総理・大臣答弁資料作成準備のために職員が各課ごとに職場で待機する「国会当番」の話を初めて伺った。
- 参加してくれた「先輩」省員が高卒で入省し,日々の仕事に従事しつつ語学研修を受け,いずれは海外に赴任する希望を持っていると聞き,高卒
省員にも海外勤務の機会が与えられていることを知った。
- 「外交の基本は結局,ヒトとヒトとの間で信頼関係を築けるかどうかに尽きる」との話を伺い,ホントにそのとおりだと思い,グッときた。
【感想・意見など】
- 外務省には「堅苦しい..」「厳粛..」「難しい..」「ピリピリ..」「コワイ..」「トオイ..」「漠然..」「ベールに包まれた,謎めいた感じ..」「なんだかワルそうだし,オジサンばっかり..」とのマイナス・イメージがこれまで強かったが,自分たちの学校のセンパイの省員(それも自分たちとトシの近い女性!)と出逢い,そのセンパイからナマの声が聞けたことにとても心安らぎ,外務省へのイメージがグッと身近になった。また,構内移動中に女性職員の姿を多く見かけ,こちらから挨拶するとにこやかに返事してもらったのも嬉しかった。
- 「外交を行うのは,我々外交官だけではなく,高校生には高校生の立場での外交もできる」との言葉を聞き,そのようなことはこれまで考えたこと
がなく,新鮮な考え方だなぁと思った。
- 質問の一つ一つに丁寧に答えてくださる様子が印象的で,大変嬉しく感じた。