
平成23年度(2011年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 富山県(射水市)国立富山高等専門学校の皆さん ~
平成23年(2011年)10月12日(水曜日)午後1時30分~午後3時30分

国立富山高等専門学校の皆さん
平成23年(2011年)10月12日(月曜日),外務省に 富山県 国立富山高等専門学校の皆さん(4年生注:37名,引率の先生3名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
(注:同校は5年制で,4年生は短大1年生に相当)
1.行事内容
(1)「記者会見室」の見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(2)「国際会議場」に案内し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)
- (ア)外務省員3名(同校卒業生1名を含む)より,海外勤務時に感じた種々の体験や外交に携わることの意義,外務省入省に当たっての留意事項等につき適宜解説しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
- 質問一例:
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- 外務省入省の動機は?
- やり甲斐は? 大変だと感じることは? 入省して良かったと思うことは?
- 国家III種で入省した場合でも語学研修機会はあるのか?
- 入省前に最低限必要なスキルは何か?
- 在ロシア大使館で勤めて感じた日露関係はどうだったか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
- 多くの課や局があること。働きながら語学研修を受けられること。
- 東日本大震災発生以降,震災関連情報に係る在京各国大使館への説明会が今なお定例実施されており,情報提供・交換が盛んに行われていること。
- 記者会見が毎日開かれていることや,記者会見室の隣に記者クラブがあり記者が常駐していること。
【感想・意見など】
- 高専の先輩である省員の出席に感謝。先輩の,今の仕事にやり甲斐があるとのコメントが印象的。事前に提出済みの質問にも皆さん丁寧に答えてくださり,うれしく思った。
- 外務省には「冷たそう..」「厳格で近寄り難い..」というイメージが強く,どこか壁を感じていたのだが,省員からの解説振りにとても暖かい雰囲気を感じ,壁はかなり払拭された。
- 外交官になるためのスキルアップにとても協力的で,勤労意欲を向上させてくれるシステムがあることを知り,とても良い職場だと思った。
- これまで海外勤務は能力のある限られた人だけのものと思っていたが,国家III種でも「漏れなく可能」と聞き,大変魅力的に感じた。
- 記者会見室見学から国際会議場での質疑応答に至るまでの進行が全般によく整理され,特に,質疑応答の時間を長く取って頂いたのは良かった。