
平成23年度(2011年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 群馬県(高崎市)県立高崎高等学校の皆さん ~
平成23年(2011年)9月7日(水曜日)午後1時30分~午後3時30分

高崎高等学校の皆さん
平成23年(2011年)9月7日(水曜日),外務省に 群馬県立高崎高等学校の皆さん(2年生6名,引率の先生1名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.行事内容
(1)「記者会見室」の見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(2)「国際会議場」に案内し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)
- (ア)外務省員2名より,在外(=海外)勤務時に感じた種々の体験や「外交」に携わることの意義等につき解説しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
- 質問一例:
-
- 普段の実際の仕事はどんなこと?
- 外交官としての仕事にやり甲斐を感じるのはどんな時?
- 職員になってから苦労した事、職員になる前にやっておくべき(またはやっておけば良かった)ことは何か?
- 日本代表として各国と協議する際に心がけていることは?
- 第二次大戦後,日本人は愛国心をタブー視している傾向があるが,諸外国はこの姿勢をどう捉えているか?
- 各国との領土問題で日本は弱気に見えるのだが,強気になれない理由は?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
- 同時通訳ブースを見学出来,その役割・システムを教えてもらったこと
- 国際会議場がまるで「裁判所」か「ミニ国連」のような印象だった
【感想・意見など】
- 外務省には「堅苦しい」「役人=官僚主義,お役所主義」とのイメージが強かったが,省員のお話を聞き,日本のために傾ける情熱を実感出来る素晴らしくやり甲斐のありそうなところと実感し,イメージは相当改善された。自分の世界観や視野も拡がり,将来このような職場で働いてみたいと感じた。
- 外務省は国内各府省庁の主張と国益を結び付けて調整を行い相手国との交渉に臨んでいる,との省員の話を聞き,大変重要な役割を担っているのだ,と実感。
- 訪問前は,対外関係で外務省の弱腰が目立つとの印象が強くそれへの憤りもあったのだが,省員の話を伺い,地道な解決を目指している姿勢がよく分かった。外交は自国の利益追求だけでなく Win-Win(共存共栄)を目指す,という言葉が印象に残った。
- 省員の話やその様子を直に見聞して,普段テレビを通して観るモノと生で観るモノとは違うということを実感。マスコミ情報を鵜呑みにせず,多くのところから情報を取り入れていきたいと思う。貴重な経験に感謝。