
平成23年度(2011年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 千葉県(八千代市)八千代松陰高等学校の皆さん ~
平成23年(2011年)8月29日(月曜日)午後1時30分~午後3時30分

八千代松陰高等学校の皆さん
平成23年(2011年)8月29日(月曜日),外務省に千葉県八千代松陰高等学校の皆さん(1・2年生47名,引率の先生7名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.行事内容
- (1)「記者会見室」の見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
- (2)「国際会議場」に案内し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)
(ア)外務省員より,在外(=海外)勤務時に感じた種々の体験や「外交」に携わることの意義等につき解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :
- 拉致問題の現状は?
- 危険情報などはどのようにして外務省に集まるのか?
- 国際会議の場で討論する時,怒ったりしないのか?
- 条約などを結ぶにあたり注意していることは?
- 英語以外ではどの国の言葉が大切か?
- 震災後,外務省の仕事は変化したか?
- 国連における日本の地位は?
- 菅首相が世界に与えている影響は?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
- 記者会見室で毎日会見が行われていること。
- 同時通訳ブース。その役割・システムにも感心。
- 入省までに英語が必ずしも喋れなくても良いこと。
- 赴任先の事情によって勤務日時が異なること。
- 節電が励行されているなと感じた。
- 外務省員に対しては「堅そう..」「怖そう..」との印象がもともとあったが,そうではなく,気さくに接してもらったこと。
【感想・意見など】
- 外務省員の仕事は,(条約取決めなどといった)外国との関係調整業務だけではなく,外国に居る日本人の世話などもいろいろ行っていること
を知り,実に多面的で幅広いんだなと感じた。
- 拉致問題に関する報道が最近ないので気懸かりだったが,(国連決議など)地道な外交努力を進めていると聞き,安心した。
- 今日の日本は食糧自給率や輸出などからも,もう世界から切り離せない存在となり,だからこそ世界情勢を正確に把握し冷静で客観的な判断をしなければならないことがよく分かった。
- すごく魅力的な仕事だと思う。来年海外に行く機会があるので,その時は今回の訪問体験で得た知識を活かし,自分は日本人なのだという自覚と責任を持って発言したい。