
平成23年度(2011年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 佐賀県(佐賀市)県立佐賀西高等学校の皆さん ~
~ 神奈川県(川崎市)私立カリタス女子中学校の皆さん ~
平成23年(2011年)8月8日(月曜日)午後1時30分~午後3時30分

佐賀西高等学校の皆さん

カリタス女子中学校の皆さん
平成23年(2011年)8月8日(月曜日),外務省に佐賀県 県立佐賀西高等学校の皆さん(2年生30名,引率の先生2名)と神奈川県 私立カリタス女子中学校の皆さん(3年生12名,引率の先生1名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.行事内容
- (1)「記者会見室」の見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
- (2)「国際会議場」に案内し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)
(ア)外務省員2名(うち1名は参加校卒業生)より,在外(=海外)勤務時に感じた異文化体験や「外交」に携わることの意義等につき解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :
- なぜ,どういう経緯で,外務省に入ろうと思ったのか?
- 外交官として重要な資質とは?
- 外交官であるためには外国語は何カ国語習得していれば良いのか? 習得のコツは何かあるか?
- 外国の人と交わる上で最も大切にすべきことは?外国人との交渉や接触で何か苦労したことは?
- 今後,アメリカ,中国とどういう関係を結んでいくか?またどちらとの関係をより強めていくのか?
- 「外交官を目指したい」という気持ちを抱く中学生(または高校生)への助言は?どの教科に力をいれておくと外交に役立つと思うか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
- 学校の先輩である外交官にも参加してもらったこと
- 「ただ言葉がしゃべれれば良いのではなく,言葉の背後にあるその国の伝統や社会,文化をも理解しないと,外交はちゃんとできない」という趣旨のコメントに感動
- 通訳は参加者の横についているのだと漠然と思っていたので,「通訳ブース」に案内され,異なる言語に対応できる設備が充実していることを聞き感動
- 外務省に入ってからも語学留学できることにすごく驚いた
- 記者会見室の様子。実際に大臣が使っている場所であること自体に感動。テレビ中継では広く感じたが意外に狭かったことにも驚き
- 外務省がTW(ツイッター)やFB(ファイスブック)を活用していること
- 「外交の進め方は国によって各々,やり方が違う」と教えられたこと
- 正面入口や玄関の警備員の数やその雰囲気が物々しかったこと
【感想・意見など】
- 漠然とではあるが,すごくスケールの大きな仕事なんだなぁ..と思った。少しは身近に感じることができたと思う
- 外交官の仕事は,通訳に留まらず,諸外国のことを広く理解するためにいろいろな試みを行っているのだということが分かった
- 建物内部に「外務省らしさ」を期待していたのだが,意外と普通の雰囲気だったのでガッカリ
- 実際の記者会見の模様を是非観てみたい
- 説明などがわかりやすい上に柔らかい内容も各所に盛り込まれており,中学生にも高校生にも理解しやすいような配慮がされていた
- 外務省には「カタい」という印象が強かったが,記者会見を(フリー記者等に)オープンにするなど工夫している話を聞き,また,質疑応答でのフレンドリーで人間味のある職員の対応ぶりなどにも接し,印象が改まった