
平成23年度(2011年度)「小中高生の外務省訪問」
~ 新潟県(南魚沼市)県立国際情報高等学校の皆さん ~
~ 東京都(多摩市)私立大妻多摩高等学校の皆さん ~
平成23年(2011年)8月1日(月曜日)午後1時30分~午後3時30分

新潟県立国際情報高等学校の皆さん

私立大妻多摩高等学校の皆さん
平成23年(2011年)8月1日(月曜日),外務省に新潟県 県立国際情報高等学校の皆さん(2年生10名,引率の先生1名)と東京都 私立大妻多摩高等学校の皆さん(2年生15名,引率の先生2名)をお招きしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.行事内容
- (1)「記者会見室」の見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて
説明しました。
- (2)「国際会議場」に案内し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)
(ア)外務省員2名(うち1名は参加校卒業生)より,在外(=海外)勤務時
に感じた異文化体験他,「外交」に携わることの意義等につき解説しました。
(イ)生徒さんから次の質問がありました。
質問一例 :
- なぜ,どういう経緯で,外務省に入ったのか?
- 外国語が出来ないと外務省の仕事は出来ないのか?
- 外交の仕事に就き易い大学の学部はあるか?
- 外交官になるために高校や大学からやっておくべきことは?
- 英語が話せないと外務省に入れないのか?
- 外務省に勤めて苦労すること,楽しいことは?
- 最近密かに注目を浴びている,この国はこれから面白そうだ,と思う国はどこか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
【外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと】
- 今まで「教科書の中のヒト」だった緒方貞子さんに偶然お遭い出来てとても感激
- 通訳を目指しているので,同時通訳ブースを観られたことに大変感動
- 節電体制のため,廊下とかが真っ暗だったのが印象的
- 記者会見室の様子。「ニコ動」が大臣会見を中継していることにも驚いた
- 先輩省員の話がとてもおもしろかった
- 外国語の習得は外務省に入ってからでもできると言われたのが意外だった
- 外国の人々に日本文化を広めるのも外交官の仕事であることを初めて知った
- アフリカでは国よりも部族社会の方が力を持っていることに驚いた
- もう少し堅苦しいトコロを想像していたが意外とフレンドリーなので安心した
- 思ったよりもオープンな感じがしたが,国際会議などはマスコミ等であまり採り上げられておらず,情報公開がされていないのでは?
【感想・意見など】
- 「マイクロクレジット」を巡るやり取りが興味深かった
- どれも本来は難しい話なのであろうが,担当の省員がとても分かりやすく説明してくださったおかげで,関連・追加質問もしやすかった。省員2名の「掛け合い」も面白く,とても有意義な時間を過ごせたと思う
- 昨年も参加したが,今年は新たに同時通訳ブースに入れてもらった他,偶然にも緒方貞子さんにお遭いできるなど,大変良い経験が出来ました
- 「事前調査」で明記した質問事項に可能な限り一つ一つ丁寧に答えてもらったことに恐縮
- 記者会見室見学が出来たので,今後は大臣会見のTV放映に注目したい
- 省員から伺ったアフリカや南アジアの話はこれまでまったく知らなかったので,とても勉強になった
- 省内の他の機関や部屋についても紹介・説明してもらいたかった
- 質問に一つ一つ詳しく回答いただいたのは良かったが,個々の話がちょっと長過ぎると思った