審議会等

第488回外務人事審議会議事要旨

1.開催日時

 平成22年5月21日(金曜日)17時30分~18時50分

2.開催場所

 外務省霞ヶ関庁舎(北庁舎4階幹部会室)

3.出席者

 三村 明夫 委員(会長)
 遠山 敦子 委員
 山内 昌之 委員
 大村 厚至 委員
 広瀬 晴子 委員
 犬飼 重仁 委員
 西村 美香 委員
 武正 副大臣
 木寺 幹事(官房長)
 下川 副幹事(人事課長)
 梨田 副幹事(会計課長)
 鈴木 副幹事(在外公館課長)
 山田 アフリカ審議官組織参事官(報告者)

4.議題

  • 武正副大臣による挨拶
  • 岡田外務大臣のアフリカ訪問について
  • 在勤手当について
  • 名誉総領事について
  • 「外務職員の標準的な官職を定める省令」「外務職員の人事評価の基準,方法等に関する省令」の改正について
  • 前回会合の議事要旨及び議事録の承認
  • 次回開催日の決定

5.議事概要

(1) 武正副大臣による挨拶

(ア) 冒頭,武正副大臣より,急遽大臣が不参加となったことにつきお詫びを述べた上,大臣が外交演説の中で外人審のあり方を見直す旨述べたこと,外人審本来の役割として独立性の高い第三者機関として人事管理,在勤手当額の改定,名誉総領事の任命等について意見を述べることであることを確認したこと,現在,外人審の勧告機能を強化するための取り組みを進めており,在勤手当の客観性向上を期待していること,新委員4名を迎えて,外人審の議論が一層活性化され,本来の役割をさらに果たすことを期待していること等を述べた。

(イ) これを受けて,新委員を中心に自己紹介を行った。その中で,委員からは,総務省の話だが試験途中での新規採用抑制は志望者を失望させる,政務レベルには,各公館大使の意見を聞き,事務方を使い切るという姿勢で頑張ってほしい,委員として在外公館勤務者の志をサポートできるようにしたい等の発言があった。これに対し,武正副大臣からは,成長戦略を策定する中で,海外拠点として在外公館に対する期待は高まっており,これにしっかり応えていく。いろいろなご意見も頂いたが,ご意見を踏まえ,対応したい旨応答した。

(2) 岡田外務大臣のアフリカ訪問

 山田アフリカ審議官組織参事官から,我が国のアフリカ外交及び岡田外務大臣のアフリカ訪問等について説明があり,委員から質疑応答がなされた。

(3) 在勤手当について

 鈴木副幹事より,在勤手当の趣旨,在外職員の勤務・生活実態,在外公館業務の増大等について資料に基づき説明した。委員より,今後のスケジュールについての質問があり,鈴木副幹事より,6月の外人審では在勤手当の制度面での議論をし,7月の外人審では,民間生計費調査の結果を受けて,手当の水準についても議論したい旨応答した。また,委員からは,在勤手当の総額に関する質問や,在勤手当については生計費だけではなく健康管理休暇や子女教育,職員の在勤生活全体を見てほしいといった意見,外人審が提示する勧告の素案の準備の進め方等についての意見が出された。最後に,鈴木副幹事からは,在勤手当の制度詳細については,追って各委員に個別に説明させて頂きたい旨説明し,了承された。

(4) 名誉総領事について

 在ヒロ(米ハワイ州)名誉総領事(新任),在アントワープ(ベルギー)名誉総領事(新任),在ティファナ(メキシコ)名誉総領事(新任),在アスマラ(エリトリア)名誉総領事(再任),在キャスパー(米ワイオミング州)名誉総領事(任期満了)について外人審にかけられ,特段の異議なく認められた。

(5) 「外務職員の標準的な官職を定める省令」,「外務職員の人事評価の基準,方法等に関する省令」の改正について

 下川副幹事より,国家公務員法等の一部改正によって必要となると想定される当省省令について説明し,了承された。

(6) 次回開催日の決定

 最後に,次回外人審を6月18日(金曜日)に行うことが決定された。

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