外務省独立行政法人評価委員会

平成25年7月29日
1. 日時
 平成25年7月18日(木曜日) 14時00分から15時20分

2. 場所
 外務省南庁舎2階272号室

3. 出席者
 委員・専門委員)
 青山伸一委員,上子秋生委員,出雲専門委員
 外務省)
 細野考査・政策評価官,中村考査・政策評価官室首席事務官,益居広報文化外交戦略課課長補佐他
 国際交流基金)
 下山経理部長,吉田監査室長,上杉給与・人事評価室長,小島企画・評価課長,田中財務課長,川野辺財務監理室長,正野会計課長

4. 議題
 (1)【国際交流基金】
 平成24年度業務実績にかかわるコンプライアンス部会評価コメントの決定
 (2)【国際交流基金】
 平成24事業年度財務諸表について

5. 議事概要
 (1)青山部会長の議事進行により,国際交流基金の平成24年度業務実績のうち,主にコンプライアンス部会「評価のポイント」に関連する小項目毎に,独法側からの説明も踏まえて検討を行い,部会評価コメントを決定した。なお,決定した部会評価コメントは,各分科会委員による評価(評定及び指摘事項など)の参考資料として活用される。
 委員からの主な指摘事項は,以下のとおり。

 小項目No.17「随意契約の見直しの徹底と一者応札・応募の改善を通じた業務運営の効率化」
  • 「事業の特性から真に随意契約によらざるを得ないもの」の類型を明確化することで競争性のない随意契約に関する説明を強化した点は評価できる。他方において、「独立行政法人の契約状況の点検・見直しについて」(平成21年11月17日閣議決定)における随意契約の定義が明確である以上、当該随意契約率が高いことも事実である。今後も、契約監視委員会において「真に随意契約によらざるを得ないもの」も含めて価格の妥当性や見直しの可能性を検討するなど、随意契約の削減に向けた努力を継続する必要がある。
 小項目No.19「内部統制の充実・強化、適切な事業評価の実施等」
  • 内部規定等の遵守及び運用状況を確認するに当たって、リスクマネジメントの観点から内部監査を実施しており、引き続きこのような観点からの効率的、効果的な監査の実施が望まれる。なお、内部監査、監事監査及び会計監査人監査の関係については、再度整理する必要がある。
 小項目No.20「予算・収支計画・資金計画及び財務内容の改善」
  • 運用資金の運用について、「資金運用管理規程」が平成24年4月1日に施行されたことは評価できる。高リスクの投資となりうる外債投資については、より具体的・中期的な内部指針を検討する余地もあるのではないか。 
 (2)国際交流基金の平成24事業年度財務諸表(6月28日に国際交流基金より外務大臣に提出済み)について,青山部会長より,評価委員会における意見聴取に先立ってコンプライアンス部会において検討を行い,その結果を評価委に報告することとしたい旨述べ,国際交流基金からの説明及び質疑応答を経て,青山部会長より,同財務諸表につき部会として特段の意見はない旨,評価委員会(分科会)へ報告することを確認した。
 なお,国際協力機構の財務諸表については,コンプライアンス部会において検討した後,評価委員会による書面審議を経て,「承認に異存なし」との意見書を外務大臣に提出済み。
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