外務副大臣・外務大臣政務官

平成25年11月6日

11月6日,石原宏高外務大臣政務官は,太平洋同盟(Pacific Alliance)加盟各国駐日大使と懇談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,石原政務官から,日本は,成長市場,資源供給元,製造拠点として今や世界経済の成長センターの一つとなった中南米地域において自由貿易・自由市場を標榜する太平洋同盟との関係強化を重視している旨述べました。また,石原政務官は,日本と太平洋同盟加盟各国は,緊密な経済関係,民主主義や自由経済等の基本的価値の共有,並びに長年に亘る友好の歴史で結ばれており,昨年開催された日・太平洋同盟外相会合で開催が合意された高級定期事務レベル協議等を通じ,幅広い分野での協力を推進していきたい旨述べました。

2 太平洋同盟加盟各国の駐日大使は,太平洋同盟は,ここ数十年で大きな成長を続ける中南米地域においても特に顕著かつ安定的な成長を続ける国々の経済統合として,世界各国から注目を集めている点を紹介しつつ,日本はアジア初のオブザーバー国であるのみならず,共通の価値観を共有し,経済面においても相互補完性を有するところ,今後とも協力を推進していきたい旨述べました。

3 このほか両者は,日本と太平洋同盟各国の経済関係及び地域情勢等について意見交換を行いました。

注:太平洋同盟加盟各国駐日大使

  • パトリシア・カルデナス・サンタマリア(H.E. Patricia Cárdenas Santamaría)駐日コロンビア共和国大使
  • パトリシア・フロレンシオ・トーレス・エスピノサ(H.E. Patricio Florencio Torres Espinosa)駐日チリ共和国大使
  • エラルド・アルベルト・エスカラ・サンチェス=バレト(H.E. Elard Alberto Escala Sánchez Barreto)駐日ペルー共和国大使
  • クロード・ヘレル・ルーアサン(H.E. Claude Heller Rouassant)駐日メキシコ合衆国大使


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