外務副大臣・外務大臣政務官
三ツ矢外務副大臣の豪州及びパプアニューギニア訪問(概要)
平成25年12月20日
三ツ矢憲生外務副大臣は,12月14日(土曜日)から20日(金曜日)まで,豪州及びパプアニューギニアを訪問し,各国政府要人への表敬等を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 豪州
- ビショップ外務大臣,メイソン外務政務次官と
- ビショップ外務大臣への表敬
- ライアン・ビクトリア州副首相との懇談
(1)「オーストラリアン」紙によるインタビュー(15日,於シドニー)
三ツ矢副大臣より,日本は豪州との関係を重視しており豪州との関係を「新たな段階」に引き上げたいと考えている旨述べたほか,中国による「東アジア防空識別区」設定に対する我が国の立場を説明するとともに,豪州が中国に対して強い懸念を表明したことを評価している旨説明しました。
(2)ビショップ外務大臣表敬(16日,於シドニー)
三ツ矢副大臣とビショップ外務大臣は,中国による「東アジア防空識別区」設定を含む地域情勢について意見交換するとともに,三ツ矢副大臣より,日本の安全保障に関する日本の取組について説明しました。また,三ツ矢副大臣とビショップ外務大臣は,太平洋島嶼国等を巡る情勢についても意見交換するとともに,今後も日豪が緊密に意見交換し協力していくことで一致しました。
(3)ライアン・ビクトリア州副首相との懇談(16日,於メルボルン)
三ツ矢副大臣よりライアン副首相に対して,日本は連邦政府のみならず州政府との関係を強化したい,州政府による日本企業支援を引き続きお願いしたい旨述べました。また,三ツ矢副大臣とライアン副首相は,ビクトリア州における日本企業の活動,日本とビクトリアの関係強化につき意見交換を行いました。
(4)日豪ビジネス関係者と意見交換
三ツ矢副大臣は,メルボルンとブリスベンに於いて日本と豪州のビジネス関係者と懇談し,日豪EPA,日豪経済関係,人的交流等について意見交換しました。
2 パプアニューギニア
- パト外務移民大臣への表敬
- オニール首相への表敬
- マイカ国営企業・投資大臣への表敬
(1)オニール首相(19日),パト外務移民大臣(18日)及びマイカ国営企業・投資大臣(19日)への表敬
ア 三ツ矢副大臣から,先般の太平洋・島サミット中間閣僚会合,2020年東京オリンピック・パラリンピック招致等,PNGからは,様々な面において日本に支援を頂いていることに謝意を表明したところ,先方からは,日本はPNGにとって重要なパートナーであり,引き続き,協力をしていきたいと述べました。
イ 三ツ矢副大臣から,来年,LNGが日本に向けて出荷される予定であることに言及するとともに,日PNG投資協定発効後,両国間の投資が更に促進されることが予想されるので,投資環境の整備を進めるための協力を要請しました。
ウ その他,観光促進,人材育成,遺骨収集・慰霊事業及び査証緩和への協力等について意見交換を行いました。
(2)日PNG投資協定の発効のための外交上の公文交換(18日)
18日,三ツ矢副大臣及びパト外務移民大臣立会いの下,日・パプアニューギニア投資協定発効のための外交上の公文交換が行われました(これにより,同協定は,来年1月17日に効力を生ずることになります。)。