外務副大臣・外務大臣政務官
城内外務大臣政務官のパプアニューギニア及びソロモン諸島訪問(概要)
平成25年6月17日
城内実外務大臣政務官は,6月10日(月曜日)から15日(土曜日)まで,パプアニューギニア及びソロモン諸島を訪問し,各国政府要人と会談等を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 主な日程
(1)パプアニューギニア
6月10日(月曜日)国立教育メディアセンター(経済協力サイト)視察
6月11日(火曜日)マイカ国営企業・投資相との会談
クア法相(外務移民相代行)との会談
オニール首相表敬
アロイス海軍幕僚長との会談
6月12日(水曜日)モミス・ブーゲンビル自治政府大統領表敬
ミリキ・ブーゲンビル自治政府議会議長との会談
ソハナ島戦没者慰霊碑訪問
ラワ橋(経済協力サイト)視察
6月13日(木曜日)PNG・LNGプラント視察
(2)ソロモン諸島
6月14日(金曜日)不発弾処理施設視察
慰霊碑訪問
リロ首相表敬
6月15日(土曜日)ソロモン平和慰霊公苑,ガダルカナル・アメリカン・メモリアル訪問
2 個別行事概要
(1)パプアニューギニア政府要人(オニール首相,クア法相(外務移民相代行),マイカ国営企業・投資相等)との会談においては、人的交流の促進、貿易・投資の促進及びそのための投資環境の改善の必要性、太平洋・島サミットを始めとする地域協力並びに国際場裡における協力の強化等について確認しました。
(2)ブーゲンビル自治政府要人(モミス大統領、ミリキ議長)との会談においては、経済協力、観光振興、天然資源関連事業への投資の促進、不発弾処理等について意見交換を行いました。なお、今回の城内大臣政務官のブーゲンビル自治州訪問は、我が国の政務レベルにとって初めての訪問となります。
(3)リロ・ソロモン首相との会談においては、貿易・投資及び人的交流の促進、地域・国際場裡における協力の強化等について確認するとともに、経済協力、日本企業による天然資源の開発等について意見交換を行いました。特に、現地に進出する日本企業のために、投資環境の改善が重要であり、両国の経済関係強化のためにも必要である旨確認しました。
(4)視察・訪問
ア 経済協力案件視察
城内大臣政務官は、10日、国立教育メディアセンター(ポートモレスビー)を視察し、我が国の機材供与、専門家派遣、技術協力等を通じ、PNGにおいてメディアを活用した遠隔地教育の普及が進められていることについて関係者から説明を受けました。また、12日、我が国の無償資金協力により、ブーゲンビル自治州に整備された15の橋のうちの一つであるラワ橋を視察し、ブーゲンビル自治政府関係者からは、同自治州における我が国による橋梁の整備が住民の生活環境の改善につながっているとして、我が国のODAに対する謝意が表明されました。
イ PNG・LNGプラント視察
城内大臣政務官は、13日、日本企業が参画しているPNG・LNGプロジェクトのプラントを視察し、プラント建設の進捗状況等について関係者から説明を受けました。
ウ 不発弾処理訓練施設視察
城内大臣政務官は、14日、米国際NGO(ゴールデン・ウエスト財団)がソロモン警察に対し、不発弾処理の訓練を実施している施設を視察し、訓練の状況等について説明を受けました。また、本年3月の草の根・人間の安全保障無償資金協力による救急車の供与について、先方から、改めて感謝の意が表明されました。
エ 戦没者慰霊碑訪問
城内大臣政務官は、12日、ブーゲンビル自治州ソハナ島にある戦没者慰霊碑を訪問し、献花を行いました。また、14日及び15日、ソロモン諸島ホニアラにあるソロモン平和慰霊公苑及びガダルカナル・アメリカン・メモリアル等を訪問し、献花を行いました。