外務副大臣・外務大臣政務官

平成25年5月20日
ロドリゲス・バーケット・ガイアナ<br>外務・対外貿易・国際協力大臣との会談
カリコム外交・共同体関係理事会(外相会合)
ニコルソン・ジャマイカ外務・外国貿易大臣との会談
 5月14~15日、城内実外務大臣政務官は、トリニダード・トバゴで開催されたカリコム外交・共同体関係理事会(外相会合)へ域外国として参加したところ、概要は以下のとおりです。
 
1.城内政務官は、今回出張中、同理事会の全体会議でのプレゼンテーション及び意見交換に加え、本件理事会に一堂に会した加盟14カ国の外相のほか、域外国として参加していたドミニカ共和国及びニュージーランドの外相すべてと個別に会談等を行いました。
 
2.これらの会談・意見交換においては、双方が、日・カリコム及びそれぞれの二国間の良好な協力関係の発展を評価した上で、引き続き幅広い分野における協力を強化していくことで一致しました。特に、カリコム側からは、ハイチ地震への自衛隊派遣を含む支援、人材育成や水産分野における支援をはじめとする日本からのこれまでの各種協力に対する謝意及び高い評価が表明されました。また、カリコム側から、今後、貿易・投資など経済関係の強化に対する高い期待が表明されました。
 
3.さらに、日本とカリコムは、防災、気候変動や国連安保理改革など国際場裡における幅広い分野で連携・協力を一層強化していくことを確認しました。双方は、来年(2014年)に予定される「日カリブ交流年」などを通じ、今後、頻繁な人的往来や各種事業の協力を通じた一層の関係強化で一致しました。
 
(参考)カリブ共同体(「カリコム」)
加盟国(独立国)はアンティグア・バーブーダ,ガイアナ,グレナダ,ジャマイカ,スリナム,セントクリストファー・ネーヴィス,セントビンセント,セントルシア,ドミニカ国,トリニダード・トバゴ,ハイチ,バハマ,バルバドス,ベリーズの計14ヶ国。域内の経済統合を目指すとともに,加盟国間の外交政策の調整,共通のサービス事業実施,社会的・文化的・技術的発展のための協力等を行っている。

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