外務本省

中野外務大臣政務官の上海における「元気な日本」展示会出席
(周漢民・上海市政協副主席との会見及び開幕式出席等)(概要)

平成24年2月27日

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    中野政務官(左)と周副主席(右)
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    23日の開幕レセプションでの挨拶
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    24日の内覧会オープニングセレモニーでの挨拶
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    地方自治体ブース(長崎県)の視察

 23日(木曜日),中野譲・外務大臣政務官は,日中国交正常化40周年記念行事である上海における「元気な日本」展示会に出席するため訪中しました。23日には周漢民・上海市政協副主席と会見し,開幕レセプションで挨拶を行ったほか,24日(金曜日)には「元気な日本」展示会内覧会に出席しました。

  1. 23日,中野政務官は周漢民・上海市政協副主席と会見を行ったところ,概要は以下のとおりです(中国側:汪小上海市人民対外友好協会常務副会長,顧軍上海市商務委員会副主任,呉建国上海市旅游局副局長,黎上海市婦女連合会副主席他,日本側:泉裕泰在上海総領事,浜田隆日中経済室長,飯塚俊二福島県観光交流局次長,奥山和則上海日本商工クラブ理事長他同席)。
    1. (1)冒頭,周副主席から,日中国交正常化40周年を祝うことができて非常に嬉しく思う,日中関係の深化はアジア全体の平和にも寄与しており,先人の功績を忘れず今後も更に日中関係を発展させるべきである旨述べました。
    2. (2)中野政務官から,東日本大震災の際に上海市政府及び市民から受けた温かい支援に感謝する,上海と日本には深い友好の歴史があったこともありこうした支援をいただけたと考えている旨述べ,今回の上海における「元気な日本」展示会では,被災地を始めとして日本全体が元気であることを一人でも多くの方に伝えたい旨述べました。また,21日に来日した崇泉・中国商務部副部長を団長とする復興支援・投資貿易促進視察団に多くの上海企業関係者が参加していることに対し,感謝の意を表しました。
    3. (3)その上で,中野政務官から,震災後,中国人訪日観光客が減少しており,本展示会を契機に上海からもより多くの方に訪日して欲しいが,上海と日本をつなぐ直行便のうち,上海-福島便の再開の目途がたっていないため,早急に路線を復航させるべく助力していただけると有り難い旨述べました。さらに,震災後の風評被害による食品の輸入規制についても,日本は厳格な検査の上で安全だと認められる食品以外輸出していないことから,規制の緩和についても力になって欲しい旨述べました。
    4. (4)これに対し,周副主席から,東日本大震災の発生に対し深い哀悼の意を表するとともに,上海-福島便の復航については関係部門に伝えたい旨の発言がありました。また,食品の輸入規制について,日本の安全基準が世界的に見て厳しいことは理解しており,本展示会を活用して食についての情報を発信して欲しい旨述べました。
  2. 本会見の後,花園飯店において開催された上海における「元気な日本」展示会開幕式には,日中双方の各界から約700名の出席者があり,中野政務官及び周副主席による挨拶のほか,日本酒(13社)の試飲やマグロの解体ショーなどが実施されました。
  3. 24日,中野政務官は「元気な日本」展示会内覧会のオープニングセレモニーに出席し,挨拶をするとともに,セレモニー後の内覧会では,多数の企業や地方自治体のブースを見て回りました。
  4. 上海における「元気な日本」展示会には,メイン会場となった上海マート会場に24日からの3日間で約32,300人が来場したほか,サテライト会場である正大広場会場及び梅龍鎮会場にはそれぞれ2万人を超えるとみられる方々に来場いただき,開幕レセプションも合わせると,来場者数は合計で延べ約8万人となりました。
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