外務本省

福岡県立筑紫丘高等学校の外務省訪問に際する伊藤外務大臣政務官講話
(結果報告)

平成18年3月24日

伊藤外務大臣政務官 伊藤外務大臣政務官

 3月22日、伊藤信太郎外務大臣政務官は、「小中高生の外務省訪問」で外務省を訪れた高校生に対して、外務省の役割や仕事について講話を行いました。

 「東京研修」の一環で外務省を訪れたのは福岡県立筑紫丘高等学校の1年生79名。伊藤外務大臣政務官より、「外務省は、皆さんの暮らしに直接目に見える形で役に立っている仕事をしているようにはあまり思われてはいないかもしれません。しかし、資源の少ない日本がこのように豊かな国でいられるというのは、資源のある国から資源を輸入でき、また日本の製品を買ってくれる国があるからです。周りの国々と仲良く、時には折り合いをつけていかないと、日本は存在できなくなってしまいます。外交というのは、高校生の皆さんが80歳になっても日本という国が存在するように、そして皆さんが安心して幸せに暮らすためにあるものです。将来を見ながら仕事をするのが外務省なのです。」と説明をしました。

 また、伊藤大臣政務官は、「国と国との色々な交流の中でそれぞれが安定して発展していくことによって経済が成り立っています。戦後日本が豊かになった一方で豊かになれなかった国もあります。それらの国が幸せに発展できるように日本が協力をしていかなければならない。直接的な利益だけを追求するのではなく、地球社会全体に貢献するのが日本の存在意義なのです。」と述べました。そして、ODA(政府開発援助)の意義について、外務大臣政務官の仕事でアフリカに行ったときのお話なども交えながら説明しました。

 生徒からは、「学生時代はどのように過ごしたのか、将来はどういう仕事をしようと思っていたか」という質問や、「アジア外交についてこれからどうしていくのか」といった鋭い質問も寄せられました。また、真剣にメモを取っている姿も見られました。

最後に全員で記念撮影
最後に全員で記念撮影

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