
世界遺産条約採択40周年記念最終会合の開会
平成24年11月7日

ボコバ・ユネスコ事務局長との懇談

ソック・アン世界遺産委員会議長
(カンボジア副首相)との懇談
- 11月6日,国立京都国際会館において,日本政府(外務省,文化庁,環境省,林野庁)主催,ユネスコの協力により,世界遺産条約採択40周年記念最終会合が開会しました。この開会セッションでは,イリーナ・ボコバ・ユネスコ事務局長(H.E. Mrs. Irina Bokova, Director-General of UNESCO)より挨拶があり,主催者を代表し,松本大輔文部科学副大臣,浜田和幸外務大臣政務官,梶原康弘農林水産大臣政務官他が挨拶を行いました。続く第1セッションで,千玄室ユネスコ親善大使(裏千家前家元),ソック・アン世界遺産委員会議長(カンボジア副首相)(H.E. Mr. Sok An, Chairperson of the World Heritage Committee, Deputy Prime Minister of Cambodia)が記念講演を行いました。
- 開会セッションの挨拶において,浜田政務官より,40周年を迎えた世界遺産条約について,会合では条約の誕生の背景やこれまでの実績を振り返り,現在直面している課題への取り組みを念頭に条約の将来について議論すると述べるとともに,世界遺産条約の今後の発展のため日本も積極的に貢献していくことを表明しました。
- ボコバ事務局長は,会合では40周年のテーマである「持続的開発と地域社会の役割」に焦点を当てて議論が行われるが,世界遺産の保護のために世界遺産条約の実施についての最近の議論をさらに深めることを期待する旨述べました。