3月26日,浜田大臣政務官が来日中の劉顕権・北東アジア開発研究院常務理事長一行5名による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,浜田政務官から,東日本大震災に際し,中国政府及び国民から緊急援助隊及び物心両面にわたる心温まる支援を受けたことを改めて感謝するとともに,我が国は現在,着実な復興に鋭意取り組んでおり,一行が訪問する福島県も原発周辺の制限区域を除き放射線は通常レベルに落ち着いてきていると述べた上で,現地の視察を通じて日本の復興を実感され,帰国後は中国において広く日本の現状をアピールしてくれるよう要請しました。
- これに対し,劉理事長からは,震災については中国国内でも種々報じられており,被災地のがれき処理の進捗状況,原発停止後の日本国内の電力需給,福島県の復興の情況などに特に関心があるとした上で,今般の日本滞在中の見聞については,帰国後,中国国内にも周知すべく尽力したい旨を述べられました。
- 最後に,浜田政務官から,本年は日中国交正常化40周年であり,震災を契機とする日中協力の推進に加え,経済や文化,地域及びグローバルな課題に関する協力を推進すべく,日中双方で共に努力していきたい旨を述べました。
- 東日本大震災後1年に際して
- 2012年日中国交正常化40周年記念事業
- 各国・地域情勢