外務本省

西村外務大臣政務官のウラジオストク訪問(概要)

平成22年3月

  • (写真)ズヴェズダ造船所における原潜解体協力事業完了行事の様子
    ズヴェズダ造船所における原潜解体協力事業完了行事の様子

 西村智奈美外務大臣政務官は、3月18日~21日の日程で、ロシア退役原潜解体協力事業「希望の星」完了行事出席等のためウラジオストクを訪問したところ、概要は以下のとおり。

  1. ダリキン沿海地方知事との会談(3月19日)
     西村政務官は、2012年にウラジオストクにおいて開催されるAPEC首脳会議に向けて同地の発展に期待する、今後の沿海地方と日本との協力・交流促進について沿海地方行政府の支援を要請したいと述べた。これに対し、ダリキン沿海地方知事は、環境、経済、文化の面で露日の関係発展を望む、原潜解体協力事業の完了が両国関係の将来にとって象徴的であると述べた。

  2. 原潜解体協力事業完了行事(3月20日)
     西村政務官は、我が国が協力してきた退役原潜解体協力事業「希望の星」は核軍縮・不拡散、核セキュリティ向上に大きく貢献するものであった、今後は原子炉区画陸上保管施設建設に対して協力を行うこととしており、引き続き核軍縮・核不拡散、核セキュリティ向上への貢献となることを期待すると述べた。これに対しラッソマーヒン・ズヴェズダ造船所所長は、16年以上にわたり続いた「希望の星」事業は、日本海の環境保全及び核セキュリティの向上に多大な貢献をし、極東の住民もこのことに心から感謝している、これまで培ってきた協力関係は今後とも末永く続いていくよう望むと述べた。

  3. この他、ルースキー島(APEC会場)架橋現場等の視察、日本センター訪問視察を行った。

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