ODA外交:選択と集中,様々なものを組み合わせて経済外交を推進
大臣の日本外国特派員協会における講演
(平成22年10月5日(火曜日):日本外国特派員協会)
【大臣】ODAは引き続き重要な外交ツールであると考えています。しかし,当初予算では,今の財政状況を反映して,かなり減らされているのは事実です。自分(大臣)は国土交通大臣の時に,公共事業を減額しその代わり選択と集中を行ってきました。従って,ODAも選択と集中が必要だと思います。他方で,今回の概算要求では,インフラファンドというものを初めて作るという概算要求をしています。また,JICAの投融資を再開することも決めました。JBICについては,先進国向けの様々な高速鉄道,原発といったものにも政令改正をして使えるように間口を広くしています。従って,ODAも引き続き重要な外交ツールですが,様々なものを組み合わせて経済外交を推進していきたいと思います。