前原外交を語る

日露関係:「北方領土は歴史的にも国際法上も日本の固有の領土」「これまで 合意された諸文書,諸合意及び法と正義を基に双方にとって受け入れ可能な解決策を模索」「様々な分野での協力を強化していくことを確認」

日露外相会談後の共同記者会見
(平成23年2月11日(金曜日):モスクワ)

【大臣】約1時間50分間の会談は,大変実りの多いものでした。ただ,領土問題については,基本的に考え方は平行線のままでした。自分(前原大臣)からは日本の原則的な立場,すなわち北方領土は歴史的にも国際法上も日本の固有の領土であると申し上げました。立場の違いはありますが,この問題については,これまで合意された諸文書,諸合意及び法と正義を基に双方にとって受け入れ可能な解決策を模索する必要があり,静かな環境の中で協議を続けていくことに合意しました。今次会合において,横浜におけるAPECの際に日露首脳が合意したとおり,様々な分野での協力を強化していくことを確認し,また新たな合意を達せられたことをうれしく思います。

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