藤村修外務副大臣は,アジア太平洋地域MDGsレビュー特別閣僚会合に出席するため,8月2日(月曜日)から8月5日(木曜日)までインドネシアを訪問しました。今次出張の概要は以下のとおりです。
1.アジア太平洋地域MDGsレビュー特別閣僚会合への出席
藤村副大臣は,8月3日(火曜日)及び4日(水曜日),ジャカルタで開催されたアジア太平洋地域MDGsレビュー特別閣僚会合に,日本代表団長として出席しました。本件会合には,アジア太平洋地域を中心に多くの国から閣僚レベルの参加がありました。
藤村副大臣はスピーチにおいて,日本が人間の安全保障と経済成長をミレニアム開発目標(MDGs)達成のためのヴィジョンに掲げること,9月の国連首脳会合において保健と教育を優先分野と位置づけた重点政策を発表することなど,2015年までのMDGs達成に向けた日本の決意を述べました。
2.要人との会談
今次会合の機会を活用し,藤村副大臣はインドネシア政府要人との会談を行いました。
- マルティ・ナタレガワ外務大臣との会談においては,インドネシアと日本との戦略的パートナーシップをさらに強化するため,地域の問題やグローバルな課題について協力関係を強化することで一致しました。
- アルミダ・アリシャバナ国家開発企画庁長官との会談においては,インドネシアの開発について,インフラ整備などにおいてより民間の参加を増やし,持続的な開発を目指していくこと,また,日本とインドネシアが他の途上国の開発に協力する三角協力を強化していくことで一致しました。
- ハッタ・ラジャサ経済担当調整大臣との会談においては,インドネシアに対する日本の投資を促進すべく,インドネシアの投資環境整備について,両国間で更に協力していくことで一致しました。
3.日本のODA案件等の視察
藤村副大臣は,ムアラカラン火力発電所ガス化計画(円借款)及びアル・ムハジリン孤児院教育施設改修計画(草の根無償)など,インドネシアにおける日本のODA案件の視察を行いました。また,日本のODA(技術協力)により普及した母子手帳が活用されている保健所の視察も行いました。