エスワティニ王国
安倍総理大臣とムスワティ3世・エスワティニ国王との会談
令和元年10月21日

エスワティニ国王との会談
(写真提供:内閣広報室)

(写真提供:内閣広報室)
本21日,午後4時55分頃から約20分間,安倍晋三内閣総理大臣は,訪日中のムスワティ3世・エスワティニ王国国王(H.M. King Mswati III, King of the Kingdom of Eswatini)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお会談には,日本側から岡田直樹内閣官房副長官,及び木原稔内閣総理大臣補佐官ほかが,エスワティニ側から,トゥリ・ドラドラ外務・国際協力大臣,マンコバ・マクロ通商・産業・貿易大臣,クリスティアン・ンツァンガセ公共サービス大臣,及びムロンディ・ドラミニ駐マレーシア・エスワティニ大使ほかが同席しました。
1 冒頭
安倍総理大臣から,ムスワティ3世国王の訪日を歓迎した上で,「国連防災世界会議以来4年ぶりの再会を果たすことができ,大変喜ばしい」旨述べました。これに対し,ムスワティ3世国王から,天皇陛下の御即位に対する祝意が示されるとともに,「温かい歓待にエスワティニ王国全員を代表して感謝の意を表するとともに,日本が国家として伝統と近代化を見事に両立していることに対する敬意を表したい」旨述べました。
2 二国間関係
安倍総理大臣から,エスワティニが国際場裡で日本の立場を支持してきていることに謝意を示しつつ,「エスワティニは信頼の置けるパートナーである」旨述べました。また,TICAD7の成果も踏まえ,「貿易投資関係の強化や,農業・保健・人材育成の分野での支援を行っていく」旨述べました。ムスワティ3世国王から電力分野,石油備蓄分野における具体的な支援について要望があったのに対し,安倍総理大臣から,「日本としては,具体的な要望を踏まえ,エスワティニの発展に協力していきたい」旨述べました。
3 国際・地域情勢
両首脳は国際・地域情勢について意見交換しました。安倍総理大臣から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,ムスワティ3世国王の支持を得ました。