アフリカ

平成26年11月11日
シェール・レスキュー・サウスアフリカ隊長と中根外務大臣政務官

 11月7日(金曜日)15時15分から約20分間、中根一幸外務大臣政務官は、国際協力機構(JICA)の招へいにより訪日中のイアン・ミシェル・シェール・レスキュー・サウスアフリカ隊長の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

1 中根政務官から、東日本大震災の際にアフリカから唯一派遣された救援隊であるレスキュー・サウスアフリカの士気の高さと高度な技術、また、被災地住民の感情に配慮した捜索活動を称えると共に、同活動が日・南ア二国間の友好と連帯の象徴となったことに改めて感謝を述べました。
 また、同チームの貢献を受け、日本政府が昨年度に国連人道問題調整事務所(UNOCHA)経由で南部アフリカ開発共同体(SADC)の6か国に対する災害救援訓練の実施を支援した旨説明し、レスキュー・サウスアフリカの今後の益々の活躍に期待する旨述べました。
 さらに、震災の経験以降、日本は防災分野への国際貢献を一層重視し、来年3月に、仙台で第3回国連防災世界会議を開催する旨説明しました。

2 これに対し、シェール隊長より、東日本大震災の際の活動は、過去60年にわたる、日本のアフリカに対する各種支援についての感謝の表れであること、今般、仙台を訪問し、当時のがれき等がすべて除去され、あらゆる面での再建が進められていたことに感銘を受けたこと、また、地元住民の精神的な健康状態が回復されているように感じた旨述べました。

(参考)レスキュー・サウスアフリカ

(1)2000年に設立されたNGOであり、民間の資金援助により活動。南ア政府により、その士気の高さや装備の充実、各種状況への対応能力の高さが評価されている。

(2)近年では、2010年1月のハイチ地震、05年10月のパキスタン地震、03年5月のアルジェリア地震、同年12月のイラン地震等に際しても、現地での救援活動実績がある。

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