外務副大臣・外務大臣政務官
トビー・ランザー国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)国連事務総長特別副代表,国連常駐調整官兼人道調整官による石原外務大臣政務官表敬
平成26年6月19日


- 18日(水曜日),午後2時30分より約30分間,石原宏高外務大臣政務官は,来日中のトビー・ランザー国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)国連事務総長特別副代表,国連常駐調整官兼人道調整官(Mr. Toby Lanzer, Deputy Special Representatives of the Secretary-General of the United Nations Mission in South Sudan (UNMISS),UN Resident Coordinator and Humanitarian Coordinator)による表敬を受けました。
- 冒頭,石原政務官から,日本は,国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場からアフリカを含む世界の平和と安定にこれまで以上に積極的に寄与していくという観点から,UNMISSに自衛隊を派遣しており,国内避難民に対する支援を実施している旨述べました。
- 引き続き,石原政務官から,5月4日,カメルーンにおける第5回アフリカ開発会議(TICADV)閣僚級会合にて,岸田外務大臣の呼びかけで,南スーダン,ウガンダ,エチオピア,ケニア,スーダンと閣僚級の関係国会合を開催したことを紹介しつつ,我が国は,関係国や国連,アフリカ連合(AU),政府間開発機構(IGAD)を含む国際機関と連携しながら,南スーダンの安定のために必要な支援を行っていく旨述べました。これに対し,トビー・ランザー国連事務総長特別副代表から,日本の南スーダンにおける平和構築,人道支援,開発といった様々な分野における支援に対する謝意を表明するとともに,日本の経済協力及び自衛隊による,一層の南スーダン支援を期待する旨述べました。
- 双方は,南スーダン情勢の安定化に向け,関係国や国連,AU,IGAD等を含む国際機関とも連携しながら南スーダンの安定のために支援を引き続き行っていくことの重要性についての認識を共有しました。
- 最後に,石原政務官から,我が国の経済協力と自衛隊との活動の連携の可能性を検討したい旨述べたのに対し,トビー・ランザー国連事務総長特別副代表から,引き続き日本と密接に協力したい旨述べました。