コモロ連合

平成30年8月20日

 8月17日から19日まで,佐藤正久外務副大臣は,コモロ連合を訪問したところ,概要は以下のとおりです。

1 アザリ大統領への表敬

コモロ・アザリ大統領表敬の様子
コモロ・アザリ大統領表敬の様子

 8月18日,佐藤副大臣は,アザリ・アスマニ・コモロ連合大統領(H.E. Mr. Azali Assoumani, President of the Union of Comoros)を表敬しました。
 佐藤副大臣から,本年2月に外務省賓客としてスエフ外相が訪日した際に発出された共同プレス・ステートメントに基づき,二国間関係を一層強化していきたい旨述べました。また,先般の国民投票の結果が国内融和やコモロ全体の持続的かつ包摂的な経済発展につながることや,改正された憲法に基づき,大統領選挙が自由,公正かつ平和裏に実施されることを期待する旨述べました。
 これに対し,アザリ大統領は,「自由で開かれたインド太平洋戦略」やTICADプロセスへの理解を示しつつ,コモロを含むアフリカに対する日本の支援を高く評価しました。また,コモロの2030年の新興国入りという目標実現に向けて日本の協力を求めました。

2 サリム青少年・スポーツ・労働・工芸・職業導入・芸術文化大臣(外相代行)との会談

コモロ・サリム外相代行との会談の様子

 8月17日,佐藤副大臣は,マハムド・サリム青少年・スポーツ・労働・工芸・職業導入・芸術文化大臣(H.E. Mr. Mahamoud Salim, Minister of Youth, Sports, Employment, Craft Industry, Professional Intergration, Arts and Culture)と会談を行いました。
 サリム外相代行は,長年にわたる日本のコモロに対する支援に深甚な謝意を表明し,双方は二国間関係を一層強化していくことを確認しました。また,両国が「自由で開かれたインド太平洋戦略」の意義を共有し,来年橫浜で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に向けて協力していくこと,また,北朝鮮の核・ミサイル問題や安保理改革を含め国際場裡でも緊密に連携していくことで一致しました。

3 その他

 佐藤副大臣は,日本が草の根・人間の安全保障無償資金協力で整備を支援してきたリサイクルセンターの供与式に出席したほか,衛星地球局等過去の日本の経済協力案件を視察しました。


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