セネガル共和国

令和7年4月29日
ファイ大統領と握手する岩屋大臣の姿
ファイ大統領を表敬する岩屋大臣の様子

 現地時間4月29日午後4時10分(日本時間30日午前1時10分)から約30分間、セネガルを訪問中の岩屋毅外務大臣は、バシル・ジョマイ・ジャハール・ファイ・セネガル共和国大統領(H.E. Mr. Bassirou Diomaye Diakhar FAYE, President of the Republic of Senegal)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岩屋大臣から、日・セネガル外交関係樹立65周年の記念の年に、日本の外務大臣としてセネガルを訪問でき嬉しく思う旨述べるとともに、セネガルとの経済関係強化、本年8月に横浜で開催する第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)や2026年にセネガルで開催されるダカールユースオリンピックに向けた協力推進等を通じて、二国間関係を一層強化したい旨述べました。また、この機会に、岩屋大臣からファイ大統領に対して、石破総理発ファイ大統領宛のTICAD 9招待状を手交し、TICAD 9への参加を招請しました。
  2. これに対し、ファイ大統領から、岩屋大臣のセネガルへの訪問を歓迎すると述べるとともに、人材育成を中心とする、様々な分野における日本の長年の支援に謝意を表明しました。その上で、日本からの投資拡大などの経済分野の協力強化を含め、日本との二国間関係を更に強化したい旨述べました。また、ファイ大統領から、TICAD 9に出席するとの表明がありました。
  3. 岩屋大臣からは、セネガルが「セネガル2050」を発表し、ガバナンス強化や人的資本強化、持続的開発及び競争力強化等を重視している中で、昨年設立40周年を迎えたセネガル日本職業訓練センター(CFPT-SJ)等を通じ、セネガルとの協力を強化したい旨と述べました。双方は、教育、農業、地雷除去等多岐にわたる分野での協力強化について確認しました。
  4. また、岩屋大臣から、セネガルの日本企業拠点数の増加に言及しつつ、TICAD 9や大阪・関西万博も呼び水に、両国間の貿易・投資の一層の拡大を期待する旨述べました。
  5. 双方は、会談を通して、両国が民主主義や法の支配等の価値を共有する戦略的に重要なパートナーであることを確認しました。

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