セネガル共和国
濵地外務大臣政務官のセネガル訪問
平成27年11月17日



11月8日(日曜日)から11月10日(火曜日),濵地雅一外務大臣政務官は,セネガルを訪問しました。同訪問の概要は以下のとおりです。
日程
11月9日(月曜日)
アフリカの平和と安全に関するダカール国際フォーラム(第2回)出席。全体会合「アフリカにおけるテロの課題」においてリードスピーチを行ったほか,セネガル政府要人(サル大統領及びンジャイ外相),クラス・トーゴ首相,オナ・オンド・ガボン首相とそれぞれ会談。レセプション(於:仏大使公邸)にてル・ドリアン仏国防相等と懇談。
11月10日(火曜日)
ゴレ島(世界遺産)にて草の根・人間の安全保障無償資金協力案件(マリアマ・バ中高等学校)及び「奴隷の家」視察。その他,在留邦人(企業関係者及び経済協力関係者)との意見交換,職業訓練センター(CFPT)視察を実施。
アフリカの平和と安全に関するダカール国際フォーラム(第2回)出席。全体会合「アフリカにおけるテロの課題」においてリードスピーチを行ったほか,セネガル政府要人(サル大統領及びンジャイ外相),クラス・トーゴ首相,オナ・オンド・ガボン首相とそれぞれ会談。レセプション(於:仏大使公邸)にてル・ドリアン仏国防相等と懇談。
11月10日(火曜日)
ゴレ島(世界遺産)にて草の根・人間の安全保障無償資金協力案件(マリアマ・バ中高等学校)及び「奴隷の家」視察。その他,在留邦人(企業関係者及び経済協力関係者)との意見交換,職業訓練センター(CFPT)視察を実施。
概要
1.アフリカの平和と安全に関するダカール国際フォーラム(第2回)出席
(1)本フォーラムは,セネガル及び仏政府の後押しを受けて立ち上げられた半官半民の国際会議です。昨年12月の第1回会合に続き開催された今回は,サル・セネガル大統領を始めとするアフリカ諸国の政府要人,仏国防相,シンクタンク,国連,AU,経済界,国際NGO関係者等,約800名が出席しました。(2)濵地政務官は,開会式直後の全体会合においてリードスピーチを行い,日本のサヘル地域への支援(2013年TICADVにて5年間で10億ドルの支援を表明),自衛隊によるソマリア沖・アデン湾における海賊対処及び南スーダンPKOへの要員派遣など,アフリカの平和と安定に対する日本の貢献をアピールしつつ,明年から2年間の安保理非常任理事国かつ明年のG7議長国として,次回TICADを見据え,積極的平和主義に基づき国際社会の平和と安定に一層貢献していく方針を表明しました。
(3)なお,本フォーラムは,本年10月,ヴァルス仏首相訪日時に安倍総理との間で策定・発表された日仏アフリカ協力計画においても言及されています。濵地政務官は,今回在セネガル仏大使公邸で開催されたレセプションの際にル・ドリアン仏国防相と懇談し,今後とも日仏協力を強化していくことを確認しました。
2 サル・セネガル大統領表敬及びンジャイ・セネガル外務・在外セネガル人大臣との会談
サル大統領への表敬及びンジャイ外相との会談では,アフリカの平和と安定に向けた取組や,安保理改革,明年初めてアフリカ(ケニア)で開催されるTICADVIに向けた協力についての意見交換を行い,日・セネガル両国が共に明年から安保理非常任理事国を務めることも踏まえつつ,両国の協力関係を一層強化していくことを確認しました。また,サル大統領及びンジャイ外相からは,昨年及び本年の本フォーラム開催における日本からの支援への謝意が表明されました。3 その他会談,視察
(1)アフリカ要人との会談
クラス・トーゴ首相及びオナ・オンド・ガボン首相とそれぞれ会談し,二国間関係の推進や国際場裡における協力,次回TICADに向けた協力に関し,意見交換を行いました。(2)経済協力サイト視察
かつての奴隷貿易の拠点としてユネスコ世界遺産に指定されているゴレ島を訪問し,日本が草の根・人間の安全保障無償資金協力で改修工事を実施したマリアマ・バ中高等学校を視察しました。また,今般TICAD産業人材育成センターに指定されたセネガル・日本職業訓練センター(CFPT)を訪問し,職業訓練用機材の管理・活用状況や訓練実施の様子を視察しました。職業訓練センター視察