ナイジェリア連邦共和国

平成28年8月27日

 本8月27日20時00分(現地時間。日本時間28日2時00分)から約15分間、第6回アフリカ開発会議(TICADVI)出席のためケニア・ナイロビを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は、ムハンマド・ブハリ・ナイジェリア連邦共和国大統領(H.E. Muhammadu Buhari, President of the Federal Republic of Nigeria)との間で日・ナイジェリア首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、安倍総理から、ブハリ大統領のTICADVI出席を心から歓迎するとともに、初めてのアフリカ開催となるTICADを協力して成功に導きたい旨述べました。これに対して、ブハリ大統領から、TICADへの招待及び二国間会談開催への謝意を述べました。
  2. 続けて、安倍総理から、ブハリ大統領のイスラム過激派組織ボコ・ハラム対策に敬意を示しつつ、テロ対策及びナイジェリア北東部への人道支援を継続する意図を表明しました。これに対して、ブハリ大統領から、昨年5月の就任以来、ボコ・ハラム対策に力を入れた結果、活動が大幅に弱まっていることを説明しました。また、この関連で、国内避難民支援を含む我が国のテロ対策・人道支援への謝意が表明されました。
  3. さらに、安倍総理から、ナイジェリアの投資環境整備に協力する意向を示しつつ、水力発電所の改修や都市鉄道の整備等、日本の知見や技術を活かした優良案件の形成に貢献したいとの考えを述べました。これに対して、ブハリ大統領から、日本企業の投資及び高度な技術への期待感、さらにはナイジェリアの投資環境整備に向けた自助努力の必要性への認識を示しました。その上で、特に保健や教育の基盤となるものも含めたインフラ分野への支援を要請しました。
  4. この他、両首脳は、アフリカの開発や安保理改革を含む国際場裡における協力等に関し、意見交換を行いました。

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