外務報道官談話

平成27年5月16日

1 我が国は,マリ政府とマリ北部武装勢力との間で,5月15日,マリの首都バマコにおいて「アルジェ包括的和平協議にかかる和平・和解合意」が署名されたことを歓迎します。

2 全ての関係者が,今回の合意内容を真摯に履行し,国民和解の進展により,マリの平和と安定が早期に確立することが重要です。そのためにも,今回署名しなかった一部の北部武装勢力が可及的速やかに署名することを望みます。

3 我が国は,今回の合意署名に際してのアルジェリア政府をはじめとする国際調停団による取組に敬意を表するとともに,マリの和平・和解に向けた国際社会の取組を引き続き支持していきます。

(参考1)アルジェ包括的和平協議にかかる和平・和解合意の署名

(1)5月15日,マリ共和国の首都バマコにおいて,マリ政府及びマリ北部武装勢力による和平・和解合意が署名された。

(2)同合意ではマリの主権,統一性,領土の一体性,共和制及び国家の非宗教性の尊重を確認しながら,マリ北部地方への国家予算の増額割り当て等施策が盛り込まれている。

(参考2)アルジェ包括的和平協議

 2014年7月より,アルジェリア政府仲介の下の和平合意にかかる協議が複数回にわたって実施されており,また,国際調停団として周辺諸国,国連PKO(MINUSMA)及びECOWAS等が参加している。


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