コートジボワール共和国
上川外務大臣によるコートジボワール在留邦人及び日本企業関係者との意見交換
令和6年4月29日
現地時間4月29日午後2時30分(日本時間同日午後11時30分)から約45分間、コートジボワールを訪問中の上川陽子外務大臣は、在留邦人及び日本企業関係者との意見交換会を実施したところ、概要以下のとおりです。
- 上川大臣から、日本はコートジボワールを西アフリカ仏語圏のゲートウェイとして重視しており、現在の良好な友好関係は、様々な分野における多くの関係者の尽力の賜物であると述べました。また、今次訪問を通じて、コートジボワールとの更なる経済関係の強化を図ることを目的としており、日アフリカ官民経済フォーラムを共催することに合意した旨説明しました。
- 上川大臣から、昨年、日本の支援でフェリックス・ウフエ=ボワニ大学に開設された日本語教育・日本研究振興センターがコートジボワールの若者たちの日本語能力の向上のきっかけとなり、ビジネスで活躍できる人材の育成につながることを期待する旨述べました。また、今回の訪問を通じて、地域のハブとなる拠点作りを意識した取組を通じて、日本の取組を「点」のレベルから「面」のレベルに展開していく潜在力を実感した旨説明しました。更に、日本企業を新たなレベルで支援すべく、経済広域担当官を配置することを発表したので、積極的に活用してほしい旨を伝えました。
- 上川大臣から、大企業のみならず、スタートアップを含む女性や若い世代の力をうまく引き出すため、官民連携を効果的に進め、TICAD9につなげていきたい旨述べました。これに対し参加者から、コートジボワールの経済の現状や見通し、日・コートジボワール間の経済分野における協力の潜在性、女性の活躍状況等について説明があり、活発な意見交換が行われました。