コートジボワール共和国
日・コートジボワール外相会談及びワーキング・ランチ
令和6年4月29日



現地時間4月29日午前10時30分(日本時間同日午後7時30分)から約70分間、コートジボワールを訪問中の上川陽子外務大臣は、カク・ウアジャ・レオン・アドム・コートジボワール共和国外務・アフリカ統合・在外自国民大臣(H.E. Mr. Kacou Houadja Léon Adom, Minister of Foreign Affairs, African Integration and Ivorians Abroad of the Republic of Côte d’Ivoire)と外相会談を行い、その後午後1時10分(日本時間同日午後10時10分)からワーキング・ランチを行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、今回、外務大臣に就任して初めてのサブサハラ・アフリカ訪問の一環として、コートジボワールを訪問でき嬉しく思うと述べるとともに、本年、在コートジボワール日本国大使館開設60周年を迎え、進出日系企業数の増加などコートジボワールとの経済関係が年々深化していることは喜ばしいと述べました。また、本年8月のTICAD閣僚会合及び来年8月のTICAD9を見据え、知日家のアドム大臣と、二国間関係を新たな高みに押し上げたい旨述べました。
- これに対し、アドム大臣から、上川大臣のコートジボワールへの訪問を歓迎すると述べるとともに、コートジボワールにおける経済、社会、教育など様々な分野でのインパクトのあるプロジェクトを通じた日本の支援に対する謝意を表明し、今後も友好国である日本との二国間関係を更に強化したいと述べました。
- 上川大臣からは、安定的かつ良好なビジネス環境を有するコートジボワールと、日アフリカ官民経済フォーラムの共催、フェリックス・ウフエ=ボワニ大学日本語教育・日本研究振興センター(通称「ジャパン・コーナー」)の活用を含む若者の人材育成など、経済面での二国間関係の更なる強化に繋げたいと述べました。また、サヘル地域及びギニア湾沿岸諸国の政治的・経済的安定性を後押しすべく、コートジボワール北部での国境管理等での協力や、ギニア湾の海洋安全保障に資する広域案件を実施している旨説明しました。さらに、両大臣は、アフリカやグローバルな課題での連携強化や、法の支配や民主主義といった共通の価値の重要性を確認しました。
- その他、両大臣は、安保理改革を含む国連の機能強化に関する緊密な連携を含む国際場裡での協力について確認しました。