バヌアツ共和国
松山総理特使のバヌアツ共和国訪問(結果)
6月30日から7月2日まで、松山政司自由民主党参議院幹事長は、岸田文雄内閣総理大臣の特使としてバヌアツ共和国を訪問しました。本訪問の概要は以下のとおりです。
1 政府要人等との面会




松山総理特使はバヌアツ共和国滞在中、シャーロット・サルワイ・タビマスマス首相及びマタイ・セレマイア・ナワル副首相兼外相と会談を実施するとともに、ニケニケ・ヴロバラヴ大統領、セメウレ・シメオン・デビッドソン国会議長を表敬しました。
松山総理特使から各要人に対し、二国間関係の強化や第10回太平洋・島サミット(PALM10)に向けた協力を呼びかけました。また、PALM10では、日本は「ブルーパシフィック大陸のための2050年戦略」と軌を一にした成果を追求し、気候変動、海洋分野、自由で開かれた国際秩序等、共通の課題に共に取り組んでいく旨述べました。
加えて、松山総理特使から、日本がバヌアツ共和国で実施してきた経済協力案件に触れつつ、今後もバヌアツ共和国の優先課題を尊重し、日本の技術を活かした協力を推進してきたい旨述べました。
さらに、松山総理特使は、1989年から福岡県で実施されている「アジア太平洋こども会議in福岡」にバヌアツ共和国からも毎年参加者がいることを紹介しつつ、今後も両国間の人的交流が活発に行われることを期待する旨述べました。
これに対し各要人からは、松山総理特使のバヌアツ共和国訪問を歓迎するとともに、これまでの日本のバヌアツ共和国に対する支援について感謝の意を述べつつ、二国間関係を更に深めていきたいとの発言がありました。また、PALM10に向けて緊密に協力していくことを確認しました。
2 「アジア・太平洋子ども会議in福岡」招へい者との交流


7月1日、松山総理特使は、NPO法人「アジア・太平洋こども会議in福岡」が1989年から実施している日本招へいプログラムへバヌアツから参加した者と交流し、日バヌアツ二国間の人的交流について意見交換を行いました。
3 日本による協力案件等の視察
(1)テオウマ橋の視察


松山総理特使は、テオウマ橋を視察しました。同橋は首都の位置するエファテ島の交通要地にあるところ、我が国の協力により、橋長延伸を含む掛け替えや、同橋付近の河川・アプローチ道路改修を行っています。
(2)バヌアツ気象・地象災害局(VMGD)の視察


松山総理特使は、バヌアツ気象・地象災害局を訪問しました。地震、サイクロンによる高潮等の異常潮位、大雨等の観測データをリアルタイムで収集可能とすることで、災害予報を迅速に行う体制を整備・強化することに資するものです。
(3)バウアフィールド国際空港の訪問


7月3日、松山総理特使は、日本の協力によりターミナルビル等が整備されたバウアフィールド国際空港を訪問しました。