パラオ共和国
日・パラオ首脳会談及び夕食会
平成26年12月17日



本17日午後6時から約30分間,安倍晋三内閣総理大臣は,実務訪問賓客として来日中のトミー・E・レメンゲサウ・Jr.・パラオ共和国大統領(H.E. Mr. Tommy E. Remengesau Jr., President of the Republic of Palau)と会談し,続いて午後6時50分から約1時間,同大統領と夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,安倍総理大臣から,外交関係樹立20周年の記念すべき年にレメンゲサウ大統領をお迎えでき光栄であり,今回の同大統領の訪日を契機に,両国の関係を深化させたい旨述べました。また,来年の天皇皇后両陛下のパラオ御訪問の実現に向けた大統領の協力に謝意を示しました。
2 これに対しレメンゲサウ大統領から,両国間には,外交関係樹立よりも前にさかのぼる友好協力関係が存在する,パラオは日本と極めて近しい間柄にある旨述べ,日本とパラオのパートナーシップの更なる強化に向けた強い期待が表明されました。
3 また,両首脳は,来年5月に福島県いわき市で開催される「第7回太平洋・島サミット」の成功裏の開催に向け,共同議長として協力していくことを確認しました。
4 さらに,両首脳は,遺骨収集帰還事業や海洋・漁業問題における協力等,二国間の協力及び国連安保理改革等の国際場裡における協力につき意見交換を行い,両国の関係を様々な分野で一層強化していくことで一致しました。
5 会談後の夕食会は,非常に和やかな雰囲気で行われ,幅広い話題について意見交換が行われました。