パラオ共和国
鈴木外務大臣政務官のパラオ訪問(結果)
平成30年12月11日
1 官民合同経済ミッションの派遣


12月3日から6日,鈴木外務政務官を団長とした,外務省,JETRO,JICA,太平洋諸島センター(PIC)に加え,18の民間企業・団体からなる官民合同経済ミッションが,パラオに派遣されました。本ミッションは,2018年に実施された第8回太平洋・島サミットにおいて,日本と太平洋島嶼国との間の貿易・投資及び観光を引き続き促進していくことで一致したことを踏まえ,派遣されたものです。
- 鈴木政務官は,12月4日に開催された「日・パラオ貿易・投資・観光セミナー」に出席し,来年は日・パラオ外交関係樹立25周年の記念の年であり,二国間関係を更に強化していくとともに,今回派遣された官民合同経済ミッションを契機として,両国の貿易・投資・観光を活性化していきたい旨述べました。
- これに対し,レメンゲサウ大統領からは,本ミッションに対する歓迎の意が表されるとともに,本セミナーの開催により,両国間の友好協力関係が更に高い段階に進んでいくことへの期待が示されました。
- 本セミナーには,パラオ側からは,マルグ国務大臣,サダン財務大臣をはじめとする閣僚及び政府関係者,民間企業関係者出席し,日本,パラオ双方によるプレゼンテーションに基づき,活発な意見交換が行われました。
2 パラオ政府要人との会談等

4日,多くのパラオ政府閣僚が同席する中,レメンゲサウ大統領と二国間会談が実施され,今般の経済ミッションを踏まえた両国間の貿易・投資・観光の活発化,二国間関係の強化,国際社会での協力等について協議しました。レメンゲサウ大統領からは,本ミッションの派遣及び我が国の経済協力援助に対する謝意が表明され,両国は来年の日・パラオ外交関係樹立25周年を契機に更に協力を深めていくことで一致しました。
3 視察等

5日,鈴木政務官は,日本の経済協力のプロジェクトサイトである「コロール州リサイクルセンター」,「パラオ国際珊瑚礁センター」,「パラオ海洋養殖普及センター」及び日本財団・笹川平和財団が支援する海上保安庁庁舎・巡視艇等を視察しました。また,ペリリュー島を訪問して「西太平洋戦没者の碑」へ献花を行いうとともに,遺骨収集現場を訪れ,遺骨収集作業に参加しました。