大洋州
太平洋島嶼国観光大臣会合(結果)
平成27年10月23日


10月18日,都内(JPタワー)において,外務省及び観光庁共催により太平洋島嶼国観光大臣会合を開催したところ,その概要以下のとおりです。
- プナ・クック諸島首相兼観光大臣を始めとする太平洋島嶼国の観光担当大臣,各国代表及び南太平洋観光機構(SPTO)事務局長の合計14名が出席し,太平洋島嶼国観光大臣会合が開催されました。
- 田村明比古観光庁長官の開会挨拶に引き続き,午前のセッションでは,日本政府から,日本の観光政策や災害情報の観光客への周知方法などの紹介が行われました。太平洋島嶼国からは,国内外からのアクセシビリティ強化等を通じた持続可能な観光の実現の必要性が報告されました。 JATA(日本旅行業協会)やUNWTO(国連世界観光機関)からは,島嶼国への日本人観光客誘致の取組や世界的な観光政策のトレンドなどについて紹介が行われました。
- 午後のセッションでは,山田美樹外務大臣政務官の冒頭挨拶に引き続き,観光立国の1つのモデルと成り得るパラオの例を取り上げつつ,国の取組や直面する課題等について経験の共有が図られました。その上で,日本としてこれら観光促進のための各国の取組をどのように後押ししてきたかを紹介しました。また,PIC(太平洋諸島センター)の重要性についても指摘がありました。
- 今次会合で共有することが出来た有益な知見を今後の各国の政策に反映していくこととなりました。
(参考)第7回太平洋・島サミット
本年5月22日~23日に福島県いわき市で開催。議論の成果文書として,「福島・いわき宣言-共に創る豊かな未来-」を採択。同成果文書において首脳は,2015年に日本において,太平洋島嶼国観光大臣会合を開催する計画を確認。