ニュージーランド
日・ニュージーランド外相会談
令和7年7月10日


現地時間7月10日午前10時30分(日本時間同日午前11時30分)から約30分間、ASEAN関連外相会議出席のためマレーシアの首都クアラルンプールを訪問中の岩屋毅外務大臣は、ウィンストン・ピーターズ・ニュージーランド外務大臣(Rt. Hon. Winston Peters, Minister of Foreign Affairs of New Zealand)との間で、外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、地域の戦略環境が厳しさを増す中、日本とニュージーランドが「自由で開かれたインド太平洋」の担い手として連携を強化していることは心強く、両国の安全保障協力の着実な深化を踏まえ、「戦略的協力パートナーシップ」を強化していきたい旨述べました。 また、両外相は、両国が物品役務相互提供協定(ACSA)の締結に向けた交渉を開始することで一致したことを歓迎しました。
- 両外相は、太平洋島嶼国を含むインド太平洋地域における厳しい安全保障環境について意見交換を行った上で、地域情勢に関して引き続き緊密な意思疎通を図ることを確認しました。また、岩屋大臣から、拉致問題の即時解決について引き続きの理解と協力を求め、支持を得ました。
- さらに、両外相は、同盟国・同志国との重層的な連携を強化し、地域の戦略課題に対して共に大きな役割を果たしていくことに加え、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)を含む経済分野での協力を一層強化していくことを確認しました。