ナウル共和国

日・ナウル首脳会談

令和6年7月18日

日・ナウル首脳会談（写真提供：内閣広報室）

日・ナウル首脳会談（写真提供：内閣広報室）

　7月18日、午後4時35分から約15分、岸田文雄内閣総理大臣は、第10回太平洋・島サミット（PALM10）出席のため訪日中のデイビッド・アデアン・ナウル共和国大統領（H.E. Mr. David ADEANG, President of the Republic of Nauru）と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

冒頭、岸田総理大臣から、PALM10では、アデアン大統領の協力を得て、日本と太平洋島嶼国との「キズナ」を更に強固なものとし、「2050年戦略」に沿った協力を議論し、我々が共に歩む方向性を内外に発信する機会とすることができた、アデアン大統領の協力に感謝する旨述べました。
また、岸田総理大臣から、ナウル共和国に対する警備艇の供与を伝達し、これを通じて同国の違法漁業取締能力向上に協力する旨述べました。さらに、我が国の企業が過去に建設したナウル周回道路の補修について、専門家による調査を実施した旨述べました。アデアン大統領からは、PALM10の成功への祝意を述べた上で、日本との協力に関し、日本政府及び日本国民への感謝とともに、その協力の一層の強化への期待が述べられました。
ALPS処理水の海洋放出について、岸田総理大臣から今後も安心を高めていく旨説明したところ、アデアン大統領からは改めて歓迎の意が示されました。
このほか、両首脳は地域情勢について率直な意見交換を行いました。

（参考）「2050年戦略」（「ブルーパシフィック大陸のための2050年戦略」）

　太平洋島嶼国が、将来に向けた共通の戦略として2022年（令和4年）に策定。7項目から成り、太平洋島嶼国の関心事項や問題意識が集約。