マーシャル諸島共和国

令和5年12月8日
カブア大統領と握手しながら記念撮影をする岸田総理大臣 日・マーシャル諸島首脳会談 (写真提供:内閣広報室)
カブア大統領と会談をする岸田総理大臣の様子 日・マーシャル諸島首脳会談 (写真提供:内閣広報室)

 12月8日、午後6時10分から約25分間、岸田文雄内閣総理大臣は、訪日中のデイビッド・カブア・マーシャル諸島共和国大統領(H.E. David Kabua, President of the Republic of the Marshall Islands)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、カブア大統領の訪日を心から歓迎する旨述べるとともに、日・マーシャル外交関係樹立35周年及び駐日マーシャル大使館新事務所開設への祝意を述べました。
  2. 岸田総理大臣から、二国間の取組や太平洋・島サミット(PALM)プロセス等を通じて、マーシャル諸島への支援を継続していく旨述べました。これに対し、カブア大統領から、これまでの日本からの協力への謝意、自身を含む日系人の存在など両国のつながりに触れつつ、日本との関係を一層強化したい旨述べ、両首脳は更なる関係強化を進めていくことで一致しました。
  3. 岸田総理大臣から、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」実現に向けて緊密に協力したい旨述べました。両首脳は、FOIPの実現の重要性を確認し、引き続き両国で協力していくことで一致しました。
  4. 岸田総理大臣から、来年開催予定の第10回太平洋・島サミット(PALM10)では、太平洋諸島フォーラム(PIF)の「ブルーパシフィック大陸のための2050年戦略」と軌を一つにした成果を追求し、議論したい旨述べました。両首脳は、PALM10の成功に向けて、両国が緊密に協力していくことを確認しました。
  5. ALPS処理水について、岸田総理大臣から、科学的根拠に基づき、高い透明性を持って、丁寧な説明を継続してきたことに触れた上で、IAEAの継続的な関与の下でのモニタリングを通じ、放出が計画どおり安全に行われていることが確認されていることを改めて説明の上、今後も高い透明性をもって情報共有を行っていく旨述べました。両首脳は、科学的根拠に基づき対話を継続していくことを確認しました。

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