マーシャル諸島共和国
髙田太平洋島嶼国地域担当大使のマーシャル諸島訪問
平成30年12月13日
12月7日から9日,マーシャルのマジュロにおいて日・マーシャル外交関係樹立30周年記念式典出席のため,髙田太平洋島嶼国地域担当大使が我が国代表としてマーシャル諸島共和国を訪問し,本件式典及び関連行事に出席したところ,概要以下のとおりです。
1 航空自衛隊供与品引渡式レセプション


- (1)7日,航空自衛隊の輸送機(C-130H)によりマーシャルへ輸送された供与品の引渡式が開催されました。同輸送機は,米国本土における訓練に参加するにあたり,経路上のマーシャル諸島共和国に立ち寄り,日本の公益財団法人等が現地に寄付する車いすやスポーツ用品,文房具等を輸送しました。
- (2)供与品はハイネ大統領,シルク外務貿易大臣出席の下,カネコ保健福祉大臣,マディソン教育省事務局長などに齋藤在マーシャル諸島大使,水野航空自衛隊第1輸送航空隊3等空佐から手渡されました。
2 日・マーシャル外交関係樹立30周年記念式典


8日,ハイネ大統領,シルク外務貿易大臣など出席の下,マーシャル政府主催の日・マーシャル外交関係樹立30周年記念式典が開催されました。式典には首都マジュロに寄港中の水産研究・教育機構練習船「耕洋丸」の学生やマーシャル市民が参加し,マーシャル政府両国の友好関係を振り返ると同時に,次の30年への抱負が述べられました。
3 マーシャル政府要人との会談

8日,髙田大使はシルク外務貿易大臣と会談し,日・マーシャル外交関係樹立30周年式典開催に対する謝辞を述べました。また,海洋安保,気候変動,食料安全保障,二国間関係の強化,国際社会での協力等について議論するとともに,髙田大使より,日本漁船の安定操業や戦没者遺骨収集における協力を要請しました。
4 視察

9日,髙田大使は無償資金協力のプロジェクトサイトである「マジュロ環礁ウォジャ地区保健支援センター」,「マジュロ環礁廃棄物公社」,及び水産研究・教育機構練習船「耕洋丸」を視察し,「東太平洋戦没者の碑」へシルク外務貿易大臣とともに献花を行いました。