フィジー共和国
日・フィジー首脳会談及び夕食会
(写真提供:内閣広報室)
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ユニフォームを交換する両首脳
(写真提供:内閣広報室)
本19日,午後6時32分から約1時間,安倍晋三内閣総理大臣は,第7回太平洋・島サミット(PALM7)出席のため来日中のジョサイア・ヴォレンゲ・バイニマラマ・フィジー共和国首相(Rear Admiral (Retired) Josaia Voreqe BAINIMARAMA, Prime Minister of the Republic of Fiji)と首脳会談を行い,続いて午後7時45分から約1時間,同首相と夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 安倍総理大臣から,10年振りのフィジー首相の来日となるバイニマラマ首相の来日を歓迎し,今回の同首相の来日を契機に,両国の協力関係を深化させたい旨述べました。また太平洋島しょ国地域の大国であるフィジーの地域・国際社会における役割に対する期待を伝えました。
2 これに対し,バイニマラマ首相から,フィジーの経済・社会発展に向けた日本からの多大な支援に感謝している,今回の来日を両国間の更なる友好関係の発展に繋げたい旨応答がありました。
3 また,安倍総理大臣から,防災にも寄与するラジオ放送復旧のため約9億円の資金協力を行う考えを表明し,フィジーの自助努力による国づくりを支援していく旨述べました。これに対し,バイニマラマ首相から,謝意が表明されるとともに,日本からの支援を活用してフィジーの一層の発展に取り組んでいきたい,との決意が示されました。
4 両首脳は,今月22日,23日に福島県いわき市で開催されるPALM7の成功に向け協力していくことを確認し,両国間の貿易・投資の促進,人的交流等の二国間の協力や防災への取組,気候変動等の国際社会における課題及び協力について意見交換を行いました。
5 さらに,両首脳は,国連を含む国際場裡における協力について一致し,バイニマラマ首相からは,国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場からの日本による地域・国際社会の平和と安定への貢献に対する支持が表明されました。
6 会談後の夕食会は,非常に和やかな雰囲気で行われ,スポーツや観光を含む幅広い話題について意見交換が行われました。