クック諸島

令和6年7月17日
ブラウン首相と握手する岸田総理 日・クック首脳会談 (写真提供:内閣広報室)
会談の様子 日・クック首脳会談 (写真提供:内閣広報室)

 7月17日、正午から約65分、岸田文雄内閣総理大臣は、第10回太平洋・島サミット(PALM10)出席のため訪日中のマーク・ブラウン・クック諸島首相(Hon. Mark BROWN,Prime Minister of the Cook Islands)とワーキング・ランチを行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、PALM10では、共同議長であるブラウン首相の協力を得て、日本と太平洋島嶼国との「キズナ」を更に強固なものとし、「2050年戦略」に沿った協力を議論し、我々が共に歩む方向性を内外に発信する機会としたいと述べました。
  2. また、岸田総理大臣から、昨年来の首相間のやり取りを通じて、日・クック諸島関係が歴史的に強固なものとなっていることを歓迎し、更に発展させていきたい旨述べました。岸田総理大臣からは、これまでの成果を積み上げながら、インフラ強靭化や気候変動への適応等クック諸島の重要課題に沿って、クック諸島のパートナーとして協力していく考えを表した上で、トラクター等の農業関連機材の供与を決定したことを伝達しました。
  3. ブラウン首相からは、共同議長として、PALM10の成功を共に導きたい旨、また、日本との協力に関し、日本政府及び日本国民への感謝とともに、その一層の強化への期待が述べられました。
  4. ALPS処理水の海洋放出に関し、岸田総理大臣から今後も安心を高めていく旨述べたところ、ブラウン首相からは改めて歓迎の意が示されました。
  5. このほか、両首脳は地域情勢についても意見交換を行いました。
(参考)「2050年戦略」(「ブルーパシフィック大陸のための2050年戦略」)

 太平洋島嶼国が、将来に向けた共通の戦略として2022年(令和4年)に策定。7項目から成り、太平洋島嶼国の関心事項や問題意識が集約。


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